遠隔ファイル復元
●概要
破損したファイルの所持者と正常なファイルの所持者の間で、
出来るだけ少ない容量のファイルを交換して破損ファイルを
正常に戻します。
●原理
まず破損ファイル所持者(以下の説明でプロンプト A>)が、
そのファイルからCRCデータ(誤り検出データ)を抽出し、
正常ファイル所持者に送ります。
次に正常ファイル所持者(同様に B>)は、
そのCRCデータと正常ファイルのCRCを比較し、
一致しない部分を差分ファイルとして作成し、
破損ファイル所持者に送ります。
そして破損ファイル所持者は、
その差分と破損ファイルを合成して、
正常ファイルに復元します。
●用途
ダウンロードに失敗したファイルを持っているとき、
それに成功したファイルを持っている人から
失敗した部分に相当する差分を送ってもらって
ファイルを復元することができます。
ディスク巡回サービスなどでフロッピーにエラーが生じた時、
エラー部分だけを再送してもらうという用途にも使えます
(フロッピーをベタファイルに変換するプログラムを併用。)