教育用 論理回路シミュレータ
本プログラムは岡山県立水島工業高校において実習用に開発したデジタル回路シミュレータです。あくまで教育用として作ったものなので高度な機能もありませんし、電圧値も0と1の2値のみです。業務用としては使いものになりませんが、機能がシンプルな分、初めての高校生でも気軽に使えるものに仕上がったと思っています。
もともとこのプログラムは富士通のFM-Rシリーズ用として平成3年にBASICで開発したものです。(平成4年の全情研で発表)その後改良を重ね、Ver3.0ではPC98用として全面的にQuick-Cで書き直しました。初期バージョンにあった細かい制限事項も殆ど無くなり、操作性も向上しました。
現在は実習だけでなく、工業高校の情報技術検定の受験対策にも利用していて、それなりに役に立っています。
ロジック・トレーナの特長
・以下の素子を使って回路を作図し、画面上でその動作を確かめることが出来る。
素子の種類:各種ゲート(最大17入力),HA,FA,D-FF,JK-FF,
カウンタ(16/10/6進),シフトレジスタ,ラッチ,
16進キーボード,7seg表示
・電圧を配線の色で表現するので、回路全体の動作を一目で確認できる。
・回路の中を信号が伝わっていく様子をスローモーションで確認できる。FFやカウンタなどの動作理解に有効。
・CAI的な機能があるので、初心者が指導者なしでデジタル回路の基本を修得することができる。
・機能が単純なので、初めてでも簡単に操作できる。
・サンプルとして主な74シリーズ(82回路)&C-MOSの回路図を添付している。
・フロッピーディスクからでも起動できる。