10年分が1冊に記入できる十年日記は、多くの人が愛用するロングセラー商品。本物そっくりに作ったというこのソフトのインタフェースは、PIMソフトを彷彿させる。実際に各種リフィルに合わせた印刷機能も持っている。
日記は「1Day」「Weather」「10Years」「Anniv.」の四つのセクションで構成され、インデックスタブを使ってそれぞれを切り替える。日々の操作の中心となる「1Day」では、1ページに1日分の日記を表示。日記を記すメモ欄、BMP画像が貼り付け可能な画像欄から構成されている。シンプルで非常になじみやすい構成だ。
「Weather」は、「1Day」に気象情報欄が加わったもの。天候と気温は、1時間ごとのタイムテーブルで記録できる。ヘルプファイルによると、気象観測などの記録用にも利用できるそうだ。
現在表示されている日付の10年分の日記を一覧表示できるのが「10Years」。ここでは、今日はもちろん、過去や未来にさかのぼっての編集が可能。ありきたりの十年一日といえども、日記をつけはじめてからの10年分の「今日」が一覧表示されると、それだけでドラマになるような気がする。
「Anniv.」では、1ヵ月分の記念日データをまとめて表示。祝祭日はもちろん、誕生日や結婚記念日などといった家族の行事や予定は覚えておきたいもの。設定により、日記起動時にお知らせ機能を使えば、忘れることもない。
また、同じ作者による「スケジュール管理手帳」を併用すれば、週間、月間、年間の予定表や、ToDoリスト、住所録管理など、システム手帳としても利用できる。さらに「宛名印刷ソフト P-card」を使えば、日記、スケジュール管理、宛名印刷までこれひとつでOK。こうしたソフト間での連携機能も、このソフトの大きな魅力だ。
なお、8月6日現在の最新バージョンは2.2.0となっている(作者のホームページからダウンロードできる)。
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▲ 気象情報欄のある、1日表示セクション。ページをめくる音も出せる
▲ テキスト入力画面。10年一覧表示を夢見てせっせと記録しよう
▲ 1ページに表示された10年分の日記。データは10年単位で管理
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