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特集●「Sleipnir 4」にみる最新ブラウザの進化と深化

【Part1】さらに磨かれたユーザインタフェース

膨大なタブもスマートにグループ化

タブブラウザでは、ページを開きすぎるとかえって参照性が悪くなってしまいがちだが、「Sleipnir 4」ではこの問題を解決するために、さまざまな工夫が盛り込まれている。

なかでも代表的なのが、Ver.3から導入されたタブのグループ化だ。タブを2階層とし、グループ別に整理することで、同時にたくさんのページを開いたときの作業性が向上する。グループ用のタブは、必要に応じて非表示にすることも可能。タブの名前やアイコンを変更したり、色を割り当てたりすることもできる(6色)ので、視認性が高い。

タブの数が増えてきたときの問題点として、一つひとつのタブが小さくなり、「どのようなページを表示しているかは結局、切り替えてみないとわからない」といったことになりがちだ。

そこで「Sleipnir 4」ではタブ上をマウスでポイントしたときに、サムネイルがポップアップするようになっている。サムネイルに加えて、ページのURLやタイトルも表示されるので、容易に確認できる。

タブを閉じる、左または右にあるタブをすべて閉じるといったタブブラウザではおなじみの操作もここから行える。もちろん、ほかのタブブラウザと同様に、タブの右クリックからでも可能だが、サムネイルを確認した状態からすぐに実行できるため、操作性はすこぶるよい。

ポップアップ機能が特に威力を発揮するのは、「タブレット」機能とのコンビネーションだろう。「タブレット」とは、タブの名前を隠してアイコンだけにした状態のことで、通常のタブ表示と切り替えて使うことができる。

アイコンだけで、名前が表示されないので専有面積は小さく、たくさんのタブを表示することができる代わりに、ページの内容を判断するのは難しくなるが、サムネイル表示でこれを補えるというわけだ。

もちろん、タブをドラッグして順序を入れ替えたり、ほかのグループへ移したりといった操作も可能。ほかには、一度閉じたタブを履歴から復元する機能も便利なので、覚えておきたい。




タブをグループ化することで、たくさんページを開いても効率的に参照できる
タブをグループ化することで、たくさんページを開いても効率的に参照できる

タブレットの状態でも、サムネイルのポップアップでタブ内容を把握しやすい
タブレットの状態でも、サムネイルのポップアップでタブ内容を把握しやすい

閉じてしまったタブも履歴一覧から簡単に復元できる
閉じてしまったタブも履歴一覧から簡単に復元できる



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