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ベクターソフトニュース - 1999.12.08 |
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DHTML Assistant Ver.1.1
特に再編集時に威力を発揮する機能を多く持つタグ挿入型HTMLエディタ ■Windows 98/95 ■シェアウェア |
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よく使うタグを絞ってツールバーに配置していることもあり、高機能な挿入型エディタとしては比較的すっきりとしたデザインの編集画面。タグ挿入はメニューまたはツールバーのボタンから行うが、画像の配置やフォントの指定など、パラメータが必要なタグを挿入した場合にはダイアログが表示され、そこでさらに細かな設定をする仕組みになっている。タグは上記のように多様な形式をサポートするのに加え、よく使うタグをユーザ設定でほぼ無制限に登録できる。また、タグ単体だけでなく、よく使うレイアウトやパーツをテーマ、コンポーネントといった形で保存しておくことも可能だ。 「DHTML Assistant」の大きな特徴のひとつが、既存のHTMLを再編集する際に便利に使えるタグ操作機能の数々。なかでもタグ再設定は、編集したいタグ上にマウスカーソルを置いてタグ再設定を実行すると、該当するタグを読み取り、それに適応した設定ダイアログをパラメータ入力済みの状態で開いてくれるという使い勝手のよい機能。コンテキストメニューなどから即座に実行できるため、すばやい編集が行える。ほかにも、すでに記述済みの部分(例えば、ある<TABLE>のある<TR>から</TR>まで)をワンクリックで取り込んで、他の場所にペーストできるタグ取り込み、タグ再挿入機能も搭載。範囲選択もマウスカーソルの置き場所+ダブルクリックで自在に変えることができる。 また、数多くの変換機能があるのも特徴。「<」や「"」などの特殊文字を変換する文字変換機能、TABやカンマ区切りされた文字をテーブルに変換する機能、簡単にグラデーションをかけられる機能など、いずれも文字列を選択しメニューから実行するだけで、さまざまな変換を手早く行える。もちろん、Shift JISやEUCといった文字コードの変換や、テキスト→HTMLの変換機能もある。 そのほかにも、編集中ファイルのリンクを表示し、リンク切れをチェックできるリンク表示機能、編集中のHTML+使用画像ファイルを手軽にサーバ転送できる簡易FTP機能、ファイルの予想転送時間がひとめでわかる文書情報機能、指定ブラウザによるプレビュー機能などなど、実に多くの機能を搭載する。 ●
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HTML 4.0のタグやCSSのスタイルが一通り組み込まれており、メニューやダイアログから選ぶだけで入力できるので便利だ。タグの色分け表示など、タグ挿入型HTMLエディタとしても必要と思われる機能は当然のようにサポート、文字列選択など編集操作についてもよく考えられており、慣れるほどに使いやすくなるHTMLエディタなのではないかという印象を持った。
初級者でも使えないことはないと思うが、提供された豊富な機能を使いこなすには、ある程度タグの意味を理解したユーザであることが望ましいだろう。 (菅生 拓也)
《スクリーンショット》 スタイルシート設定画面。CSSの豊富なスタイル指定がサポートされている 《スクリーンショット》 編集したHTMLをブラウザで表示する機能にはサイズ指定まであり、表示画面の確認に便利 【作 者】 D.Kuwahara さん 【作者のホームページ】 http://www1.neweb.ne.jp/wa/dkuwa/ 【動作に必要なソフト】 Windows 95でヘルプを見るためにはHTML Help Viewer 【補 足】 12月8日現在の最新版はVer.1.2。作者のホームページ からダウンロードできる。 |
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