ベクターソフトニュース - 1999.09.01 |
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ITO Fight - the 2nd Stage - Ver.0.22B
チープな“糸人間”キャラ+完成度の高いゲームシステムの2D格闘ゲーム ■Windows 98/95 ■フリーソフト |
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キャラグラフィックがチープだからといって、ゲームシステムもチープかといえば、そんなことはない。6種類の個性あるキャラ、豊富に用意された技・動き……と、格闘ゲームに必要な要素をすべて備えている。「ツクール」を使用して作成したという点を考慮しても、非常によくできたソフトだといえる。ジョイパッド、ジョイスティックがあれば、必殺技を存分に繰り出し、ゲームを堪能できるのはもちろんだが、キーカスタマイズが可能なので、キーボードでもそれなりに楽しめる。 背景グラフィック、マシンスペックに合わせたゲームスピード、1ステージの制限時間などは、ゲーム設定で変更できる。 試合は3ラウンド制で、先に2勝した方が勝ち。現在のバージョンでは人間対人間の対戦プレイのみが可能で、ストーリーモード(対コンピュータ)は選択できない。 ●
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なんといっても、キャラが“糸人間”というところが気に入った。チープな感じがイイ味を出している。シンプルさをとことん追求したグラフィックで、パッケージゲームなどでは登場しえないだろうが、これもオンラインソフトのいいところ。ただし、チープさが味につながるといえるのも、ゲームシステムの完成度が高いからこそ、だ。
キャラのタイプも6種類と揃っており、それぞれの個性もきっちりと表現されているので、格ゲーが好きな人ならば、きっと楽しめるはずだ。 各種カスタマイズも見逃せないポイント。自分好みのキーカスタマイズを行うことで、格ゲー初心者やキーボード使用者でも、それなりのプレイができるようになる。それに加え、スピードやゲームタイムなどのカスタマイズもできるので、よほどのローエンドPCでもない限り、快適にプレイできるだろう。 これだけ楽しめて、フリーソフト。となれば、あとは現在調整中というストーリーモードが待たれるところ。現在、まだVer.0.22Bであり、ストーリーモードも含めて、これからのバージョンアップには大いに期待ができる。作者のホームページ によれば、今後、キャラも増える予定だそうだ。ゲーム画面からは呼び出せないが、HTMLによるヘルプファイルも非常によくできており、わかりやすい。 (芹澤 亮)
《スクリーンショット》 キャラクタ選択画面。6種類の中から自分好みのキャラを選択しよう 《スクリーンショット》 ITO Blueの最強の技「BF-Z」。難易度は高いが決まれば爽快 《スクリーンショット》 キーコンフィグ画面。プレイしやすいように変更できる 【作 者】 小堀 薫 さん 【作者のホームページ】 http://ns.to/ito/ 【動作に必要なソフト】 DirectX 3以降 |
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