週刊ソフトニュース ■今週の注目ソフト!! DriveDiet98 JDTP 日和見時計 Super text editor Emilie MORE NEWCOMERS VERSION UP BACK NUMBER |
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JDTP Version 1.50 1ページものの文書を簡単に作成できるページレイアウトツール。縦書き・横書きの混在や画像の表示などが簡単に行える。文章整形やレイアウトといった必要な機能をひと通り揃え、なおかつ動作が軽快なのが魅力だ。
●ボックス単位でレイアウト 文字や画像はすべて「ボックス」と呼ばれる領域に作成する。どのボックスに文字を入れ、どれに画像を入れるかといったことは、ボックスを作成してから属性プロパティで設定する。属性には、文字の横書き・縦書きのほか、画像、OLE、罫線がある。うっかりすると、文字を入力した後に画像属性に置き換えてしまい、せっかく入力したテキストがムダになってしまうといったことも起こるので、操作に慣れるまでは注意が必要だ。 特筆すべきは、禁則処理ができること。処理できるのは2バイト文字だけで、追い出し禁則のみに限られるが、それでもできるとできないとでは大違いだ。しかも禁則文字の登録までできるのはすばらしい。 画像は、JDTPだけの場合はBMP形式しか使用できないが、画像ビューアとして有名なSusieのPlug-inを追加すれば、その他の形式も使用できるようになる。BMP画像はファイルサイズが大きくなりがちなので、プラグインは積極的に活用したい。なお、ボックスに画像を表示するほかに、文書自体の背景に画像を使うことができる。 ●短い文章が並ぶチラシ的ページが得意 基本的な操作はオーソドックスなものだが、単にボックス上をクリックしただけでは選択できず、ちょっと混乱した。これは、枠の部分をクリックしなければならないようになっているためだ。このあたりの操作はヘルプに記述されているので、目を通しておこう。 各ボックスは独立しているので、長いテキストを画像の周囲に回り込むように流し込むといった処理より、チラシのように、短い文章がいくつも並ぶようなものの方が得意だ。また、1文書あたりボックスは100個まで、画像は10枚、OLEオブジェクトは2個までという制限があるが、実用上はそれほど問題にはならないだろう。 なお、C++ Builder 3により再構築したVer.1.50では、IE風のツールバーを採用、また画像の重ねあわせができる、罫線に色設定ができるようになるなど、旧バージョンの1.01に比べ、かなりの機能アップが図られている。
(福住 護)
作者のホームページはこちら。 ソフト作者からひとこと 「JDTP」は私がオンラインソフトを作成しようとして一番初めに企画したアイデアです。用紙の上に自由に文章や画像を配置できるソフトを作りたいと思ったわけです。エディタは文章だけですし、ワープロは重い。A4、B5用紙に気楽に文書作成というのがJDTPの主旨です。 開発ツールは何にするか悩みました。使い慣れたBC++か、それともVC++か。でも、心機一転ということで C++ Builderを使ってみることにしました。今までの開発より楽だったかというと決してそうではありませんでしたが、画面スタイルは大きく変わったものにできました。 JDTPはとにかく気楽に使ってほしいです。使い方はいろいろですが、先日はスキャナでアンケート用紙を読み込んでJDTPに貼り付け、その画像の上に文字を書き込んで印刷なんて使い方をしました。画像は伸縮自在で軽快に表示します。お気に入りの画像を快適に利用できます。 将来的にはテンプレートを用意しようかとも考えています。
(城宝 正憲)
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