週刊ソフトニュース ■今週の注目ソフト!! ANI-EDIT PageDown TagPad 七並べSS 邪神の迷宮 MORE NEWCOMERS VERSION UP BACK NUMBER |
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七並べSS Version 10.04 3人のコンピュータプレイヤーを相手に、七並べで勝負する! シンプルなルールとメジャーなゲームゆえに、誰もがすぐにハマれることは間違いない。ちょっとした息抜きにプレイするつもりでサルになっても責任は取れない……。
● 気軽に楽しむカードゲーム トランプというものを知っていて、七並べをしたことのない人はまさかいないだろう。このソフトは、その七並べを楽しむもの。内容が七並べオンリーであるがゆえ、設定はかなり細かいところまで行えるのが特徴だ。 例えば対戦相手のレベルを初級から有段クラスまでの5段階に設定できる。初級クラスは作者いわく「接待ゲーム」で、まずまちがいなく勝つことができる。その代わりに有段クラスにすると、コンピュータもかなりシビアな戦略を使ってくるので手応えがある。 また試合形式も1回戦、3回戦、5回戦、7回戦と自由に変更できるため、会社の昼休みの長さに合わせてプレイできるのもうれしい。 複数回のプレイをした場合は、最終的に総合得点を競う形式になる。この得点は順位点(1位が20点で以後15、10、5点となる)と、破産したときの減点(手札1枚につき5点で、トップの総取り)、パスをしなかった場合のボーナス(ノーパスで60点、1パスで20点)によって計算されることになる。このパスボーナスはVer.9.20から導入されたのだが、それによって200点以上の点差がついていたとしても、1回で逆転が可能になった。その上、コンピュータがパスボーナスを考慮してパスを極力しないようになったので、以前に比べて若干ではあるが難易度が下がっている。前のバージョンで苦い思いをした人も再チャレンジしてみてはどうだろう? ● どんなPCでもプレイができるように! 16bitソフトのため、Windows 95だけでなくWindows 3.1でも動く。さらに、日本語フォントの表示ができないPCでも動くため、英語版WindowsがインストールされているPCでも楽しむことができる(もっとも日本語ヘルプは読めないが……)。さらに画面モードも320×240から1600×1200まで9タイプの解像度に対応しているのも便利だ。ただし、16色モードだとさすがにカードの表示が美しくなくなるがこれは致し方ないところだろう。
(芹澤 亮)
ソフト作者からひとこと ヘルプファイルの中身と重複しないようにしながら、プログラム自体を紹介してみましょう。このプログラムを作ろうと思ったのは、ご多分に漏れず、既存のプログラムに対する不満です。スクリーンサイズにお構いなしに一定サイズでしか表示できないもの、ユーザに細かい調整をさせるもの、動作速度の個体差に無頓着なもの、などなど、華麗なグラフィックス、サウンドと裏腹に、意外と詰めの甘いものが多かったのです。特に腹立たしかったのが、某社の「福袋」の中味のゲームで、もうちょっとちゃんとやってくれよ、というつもりから手がけた意味もあります。 そこで、素人なりに、少なくとも、プログラマのサイドで事前に盛り込めることは全部盛り込んで、できるだけどんな環境でも、そこそこの動作をするように工夫をしているのですが、おかげで会社ではカードがきれいなのに、家では見にくいなどと苦情を受けるくらいです(そりゃ、98Noteの400ライン/16色というのは、我慢できる限界一杯ですよ)。 だから、ヘルプファイルの構成も含めて、だいぶ風変わりな点の多いソフトウェアになってしまいました。例えば、トランプのカードをマークの一つひとつから描き上げているソフトは、ちょっとほかにないでしょうから。必要性を理解いただいて、まねてくれる人が出てくれば幸いです。また、外からはわからないでしょうが、カードの選択とか、マウスジェスチャの検出とか、あるいは、順位表の表示とか、8ビット時代の感覚をそのまま持ち込んでいる部分もあります。 というわけで、小生にとっては、このプログラムは修行と実験の場でしたし、覚えたテクニックを動体保存して将来の活用に備えるという意味でも、大変貴重なものです。また、別の機会に、対戦ゲームには真剣勝負のほかに「接待」モードが絶対必要だということを途中で気づいたのも、しっかり反映していますし。というわけで、今後もハイスコアデータの一貫性が崩れない範囲で、小道具の追加も考えています。 最後になりましたが、小生も子供時代、冬休みは、兄弟や友達とトランプゲームを楽しみました。新しい世代、そして海外の人にもその楽しみを伝えたいと思ったのが、一番の決め手でした。もっと使いやすいヘルプコンパイラがあれば、とか、HTML HELPでやってみようかとか、その辺は考えています。何かよい手を思いついたら、ネットワーク対戦もやってみたいですね。 当プログラムの中味については、いずれ公開する気はあるのですが、なにしろ10,000行を超える超巨大なリストになってしまったので、中味の確認をするのも大変な手間になっています。 GFA-BASICについて
(You-Long)
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