前作と違いインストール後に再起動を行なわなくて良くなった点は、ちりも積もればなんとやらで地味ながら筆者には嬉しい変更点だった。再起動が中々できない稼働中のサーバだったなら、尚一層だろう。
また、前作よりあっさりしたユーザインタフェースに変わった事で見やすくなったようにも思う。「Undelete 11J」ではファイル名等の文字をたよりにファイルを探す為、好みの部分はあるかも知れないが好印象だった。
削除が行なわれる度にファイルが保護されるので気軽に使えるが、ファイルのリネームやカットアンドペーストによる移動もトリガーとなる為、気付くと「Undelete 11J」が使用できる容量を使い切り、最初に削除したファイルが自動的に復元箱から消えていた。その為、別途ある程度定期的なバックアップは継続的に行ないつつ、その合間に削除してしまったりテンプレート用のファイルに上書きしてしまった!といったちょっとした日々のうっかりを自力でスピード解決する為に「Undelete 11J」を使う、というのが筆者としては理想的だと感じた。
オフィスに限らず自宅でのパソコンを操作する機会がより増えている昨今、同僚や上司に電話で頼んで元のファイルを送ってもらうというような時間のロスやストレスを減らして有意義な時間を増やす為にも「Undelete 11J Professional」を是非お勧めしたい。