ざっと「DriverMAX 12」の注目ポイントを紹介させてもらったので、今度は従来からある基本機能を紹介しよう。
「DriverMAX」は「ホーム」「ドライバーの更新」「バックアップ」「復元」「設定」の5つの画面をタブで切り替えるUIで構成されており、自分がどの機能を利用したいか迷う事はない。
「ホーム」タブはPC情報、ドライバースキャンの結果、スキャン開始ボタンの3つの要素で構成されている
PC情報ではWindowsのエディション、CPU、メモリ、ストレージ等の各種情報をひと目で確認する事ができ、ドライバースキャンの結果では古いドライバの数、不明なドライバの数、最新の状態になっているデバイスのドライバの数が確認できる。「DriverMAX」のスキャンはこのホーム画面のスキャンボタンをクリックするか、ホーム画面隣のドライバー更新タブに移動する事で開始される。
「ドライバー更新」タブは「DriverMAX」のメイン機能であるドライバー更新一覧が表示される。一覧には現在のドライバと最新のドライバのバージョン、リリースされた日付情報を表示する機能も搭載されており、自分のパソコンにどのバージョンがインストールされており、どのバージョンに更新するかを事前に確認する事もできる。
「バックアップ」タブでは、ドライバのバックアップが可能だ。
ドライバ更新前の旧ドライバは必ずバックアップをしておこう。バックアップはパソコンを利用する上で必ずと言っていいほど重要な作業だ。これにより、いつでも以前の環境に戻す事が可能になり、安心してドライバの更新を実施できる。「DriverMAX」で推奨されているのはシステムの復元ポイントの作成だ。しかし、是非もう1つのバックアップ方法である、ドライバのバックアップを実行しておく事をお勧めする。これは現状のドライバをまとめてバックアップしてくれるもので、後から「DriverMAX」でこのバックアップを利用して全てのドライバを、もしくは個別にドライバを復元する事ができる。このドライバのバックアップはUSBメモリやクラウドストレージ等、ローカル環境以外の場所にも保存しておく事をお勧めする。これら外部メディアに保存しておく事で将来OSを再インストールしなければならなくなった様な場合にも、「DriverMAX」を利用してドライバを一括でインストールする事ができるので非常に便利なのだ。
「復元」タブでは、バックアップタブで行なった各種バックアップからの復元ができる。ここでは先程紹介したバックアップから復元の他にも、1つ前のドライバを復元する事ができるロールバック機能や、今までにダウンロードした全てのドライバを復元できる機能等が利用できる。
「設定」タブでは詳細な設定の変更を行なう事が可能で、毎日・毎週・毎月といったスパンで最新ドライバの確認をしたり、最新のドライバがリリースされていても更新を希望しない場合には無視をするといった事が可能だ。ただしデフォルトの設定でも困る事はないので、より細かな設定を行ないたいユーザーのみ変更すると良いだろう。PRO版を購入したユーザーはここからアカウントを登録する事にもなっている。
「DriverMAX」は10年以上の開発実績がありながらも、常に新機能を先駆けて搭載している。安心して利用できるドライバ更新ソフトだと言えるだろう。