「データベース」画面では、データのバックアップやバックアップデータの読込、ソフト起動時のログインパスワードの変更等が行なえる。これらはソフトのセキュリティに関わる重要な設定なので、保存された情報を安全に管理する為にも必ずチェックしておこう。
「データのバックアップ」はパソコンが突然壊れた時の為に、定期的に行っておきたい。できればデータを更新したらその都度バックアップを取るのが理想だが、筆者は毎月1日にまとめて行なう事にしている。週に1回もしくは月に1回等、自分でスケジュールを決めて実施するようにしよう。バックアップデータは.dat形式で保存されるので、パソコンを買い替えた時は「おまかせパスワード備忘録」を起動してこのファイルを読み込ませれば、すぐに新しい環境で利用を再開できる。
「ログイン方法切替」の画面では、起動時に求められるログインパスワードの設定できる。他人が勝手にパソコンを使ったり、使っているパソコンが盗まれたりといったリスクを考えると、パスワード認証は有効化しておいた方が無難だが、毎回パスワードを入力するのが面倒という場合はパスワード認証をしないように設定する事もできる。
最近のパスワード管理ソフトは、クラウドにデータを保管しスマートフォンや他のパソコン等の複数のデバイスでデータを共有できる物が多いが、管理するパスワードの数が少なかったり、パソコンを1台しか使っていないような方にはややオーバースペック気味だ。その点、「おまかせパスワード備忘録」は複雑な機能はなく、パソコン内だけで管理できる為、クラウド上にパスワードを保存するのが心配な人でも安心して利用できる。
市販のパスワード管理ソフトを使用する程でもないが、メモ帳やExcelで管理するのには不安があるという方は是非利用してほしい。
パスワードは決められたルールに合わせて自動生成できる
データのバックアップやログイン方法の切替も簡単な操作で行なえる