ビデオ録画・録音機能
ビデオパワーシリーズの「ビデオ録画・録音機能」の最大の特徴は、デスクトップに表示されているビデオなら何でも録画、録音が可能な所だろう。
Amazonプライム・ビデオ、Hulu、NetFlix、U-NEXT、DMM、TVerといった有名サービスから、見逃し配信、コメント付き動画、SKYPE・LINE等のチャット、音声通話、ビデオ通話といったものが全て録画、録音の対象となるとの事。
録画範囲の設定は自由に行なえ、マルチディスプレイにも対応。パソコンで別の作業を行ないながら、録画を行なうといった使い方も可能だ。
ちなみに「GREEN」には、タイマー録画機能も搭載されており、ライブ配信等、配信時間が決まっているビデオの場合に、パソコンの前から離れていても録画ができるといった利点がある。
「ビデオ録画・録音機能」は、鑑賞用のビデオを録画するだけに留まらない。
録画中の動画に矢印、ハイライト、コメントの追記、マイクからの音声追加に対応しているので、ゲームやソフトの操作方法の解説を実況動画として、YouTubeやSNSに投稿を行なうといった使い方も可能だ。
さて、このように「ビデオ録画・録音機能」を使用する場合に一番気になるのは録画した動画のクオリティだと思われるが、録画設定(録画形式、フレームレート等)の細かな調整が行なえる為、ほとんどのパソコンでは、コマ落ち、音ずれ等の問題を回避する事が可能だろう。
ビデオ、音声の変換と編集
ビデオパワーシリーズの「ビデオ、音声の変換機能」の特徴は、動画・音楽ファイルの変換形式が非常に多い事だろう。
最新の動画形式4K H.265(HEVC)の入出力に対応し、更に豊富な出力プリセットを備えている為、Apple、SONY、LG等、メーカー後のデバイスに最適な形式で出力する事ができる。
変換のクオリティは非常に高く、H.265(HEVC)形式で変換した場合、画質をほとんど損なう事なくファイルサイズを1/2まで圧縮する事が可能だ。
また、圧縮後のサイズの予測が立てやすく、出力サイズの上限を設定すれば最適なパラメータを自動設定して変換が行なわれる。ほとんどの動画変換ソフトが出力後のファイルサイズの予測が行なえず手探りで圧縮作業を行なう必要がある事を考えると、非常に便利な機能と言えるだろう。
ビデオパワーシリーズの「ビデオ編集機能」はカット・クロップ・回転反転・再生速度・音量・画質補正をサポートしているが、カット編集機能は専用のビデオ編集ソフトに近い機能を有している。
動画の不要箇所を複数選択してカット、動画内の複数個所を選択して結合等の作業が自由に行なえる為、CMカット等を効率的に行なう事が可能だ。
もう1つお勧めしておきたいのが「動画と音声の同期機能」だ。動画と音声がズレている場合は、この機能を使用する事により、補正を行なう事ができる。
ビデオコラージュ機能とスライドショー作成機能
この機能は「BLUE」にのみ実装されている。「ビデオコラージュ機能」は複数のビデオや写真からビデオコラージュを作成する機能で、「スライドショー作成機能」はビデオと写真のスライドショーにスタイルとBGMを追加する事によりフォトムービーを作る為の機能だ。
前述の「ビデオ編集機能」と組み合わせる事により、映像作品を制作する事ができる。
音楽検索機能とダウンロード
こちらは音楽に特化した「YELLOW」に搭載されている機能で、世界中の高品質なライブラリを縦横検索する事により目的の楽曲を探し出せる。通常の検索エンジンでは見つけられない楽曲でも、高い確率で見つける事ができるとの事。検索結果は、録音したりダウンロードする事が可能だ。
音楽録音機能
パソコンで流れている音声・楽曲なら何でも録音できる機能だ。
音楽配信、ストリーミング放送、インターネットラジオ、ライブ放送の録音や、動画配信サービスから音楽・音声のみの録音、LINEやSkype通話、チャット等の1対1の通話やグループのミーティングの録音にも対応している。
「YELLOW」にはスケジュール録音機能もあり、留守中のラジオ放送やライブ放送の録音も可能。1日に複数回の録音、毎週、毎日の決まった時間が設定できるので、ラジオ録音を行なう際には大変便利だ
楽曲情報(ID3タグ)の自動取得
こちらも「YELLOW」搭載の機能で、ソフトが音楽の最初の数分を聞いて、曲名、歌手名、アルバム名、ジャンル、カバー画像等の楽曲情報を自動取得し、録音中の音楽に自動的に追加する。
この機能は、パソコン内の未整理の音楽にも使用可能で、自動取得したID3タグは音楽をiPhoneやスマホに転送しても反映される。