圧縮対象となるファイルは、メイン画面にドラッグ&ドロップする事で簡単に追加できる。Windows版では、エクスプローラーの右クリックメニューからも実行でき、Microsoft Officeのメニューバー「アドイン」から、開いているOfficeファイルを直接圧縮する事も可能だ。
Mac版は、Finderと連携してファイルを圧縮できる。
尚、用途に合わせて最適な圧縮レベルをファイル形式毎に設定でき、解像度と画質の設定をすれば圧縮レベルを調整する事も可能だ。
JPEGの画質レベルは「1」から「9」まで選択でき、値が大きいほど高い画質が維持されるが、圧縮率はその分低くなる。推奨値は、初期値として採用されている画質レベル「7」。
上記設定のほかに、PDFファイルでは「プライベートデータの削除」(アプリケーション固有の編集データの削除)、「サブセット埋め込みフォント」、PowerPointファイルでは「スライドマスターの圧縮」、JPEGファイルでは「EXIF情報の削除」(カメラのメーカー名や機種の情報の削除)をオプションで設定できる。
圧縮後のファイルは、初期値では元ファイルと同じフォルダー内に「元ファイル名+(NXPowerLite).拡張子」のファイル名で保存される。
設定により、元ファイルを圧縮済みファイルで上書き保存したり、バックアップファイルを作成できるほか、「圧縮時の日時でファイルを上書き」する事も可能だ。
圧縮処理は1ファイルにつき僅か数秒程で完了し、「結果」画面に圧縮前後のファイルサイズと圧縮率が表示される。結果画面からは、圧縮ファイルをそのままメールに添付して送信したり、ZIP圧縮して送信する事が可能だ。
尚、Windows版はMicrosoft OutlookやLotus Notesといったメールクライアントにも連携しており、Microsoft Outlookでは、受信、送信メールに添付したOfficeファイル(Word、Excel、PowerPoint)やJPEG、PNG、非圧縮のTIFF、PDF、これらを含むZIPファイルを圧縮する事が可能だ。
Lotus Notesメールでは、送信時に自動的に圧縮する事ができ、添付されたファイルを圧縮したくない場合は、一時的に圧縮を無効にする事も可能だ。