ミニゲーム、アイテムコレクト、育成など、盛りだくさんな内容のダンジョン探索型RPG。「水色散歩道」は、冒険家の少女・シオが塔を探索する“ダンジョン探索型”RPG。プレイヤーはシオを操作し、モンスターが出没するようになったという噂の「水色の塔」を探索する。塔は全100階以上もある。
ダンジョン内では、プレイヤーはシオを直接移動させる必要がない。塔に入ると、画面には「探索開始」「持物」などのコマンド用ボタンが並び、「探索開始」ボタンを押すだけで、シオが塔内部の一部エリアを探索する。ボタン横には赤いゲージが表示され、探索した割合だけゲージが黄色に変化する仕組み。ゲージがすべて黄色になったら、その部屋の探索は終了する。
ひとつの階にある部屋数は最大で7。探索時に別の部屋が見つかった場合は、最初のゲージの下に新しいゲージが表示される。すべての部屋を探索したら「次の階に行く」という選択肢が表示され、次の階に進める。階によっては「脱出口」が用意されていることもあり、この場合はボタンに「移動&脱出」が追加される。
「持物(アイテム)」の使い方はユニーク。アイテムはいつでも利用できるわけではなく、特定の部屋の探索後に出現する「暖を取る」コマンドでキャンプをしたときにしか利用できない。暖を取るには、薪などで火を起こす必要があり、アイテムに薪などがなければ、ダンジョン探索中に「回復」などを使用できない。
塔内部では、「探索開始」を1回クリックするごとに、アイテムの発見や敵モンスターとの遭遇など、さまざまなイベントが発生する。戦闘は半アクション形式。敵に出遭うと、コマンド用ボタンが「攻撃」「特技」「逃亡」などに切り替わり、ボタンの下には「バトルバー」が表示される。
緑色のバトルバーには赤・青・黄色の縞が配置され、赤い棒が常に左から右に移動している。プレイヤーが「攻撃」などのコマンドボタンを押した瞬間に赤い棒が止まり、止まった場所の色に応じた強さの攻撃をシオが実行する仕組み。例えば、緑で止まると通常攻撃。黄色の場合は、普通よりも少し強い攻撃が可能。赤い縞に止まると必殺の一撃を発動できる。赤や黄色の縞の幅は、装備する武器によって異なる。戦闘に勝利すると経験値が手に入り、経験値が一定以上たまるとレベルアップする。
ダンジョン内では、各所でミニゲームも発生する。用意されたミニゲームは、
- 表示通りにマウスの右クリック/左クリックを使い分ける「アタック&ディフェンス」
- 次の数字が現在の数字より高いか低いか当てる「ハイ&ロー」
- ゲージの上を流れてくるバーをクリックで捕捉する「クリックダンス」
など、さまざま。頭を使うものからアクションまでが揃う。ゲームに勝利すると特典が受けられる。「強いアイテムを手に入れること」もゲームの楽しみのひとつ。アイテムを手に入れる最も簡単な方法は、塔でお金を稼いで、街の「ティコ魔法堂」「クリック魔導工房」などで買うこと。街には冒険者用「ギルド」もあり、ここでも特殊なアイテムなどを手に入れられる。ただし、ギルドでの買い物には「GP(ギルドポイント)」が必要。GPを手に入れるには、ギルドが指定した品物を納品したり、特殊なイベントに遭遇したりする必要がある。
「合成」というシステムも用意されている。ダンジョン内でのみ使用可能なコマンドで、三つのアイテムを「錬金鍋」に入れて「探索開始」ボタンで時間を進めることで、まったく違うアイテムを生成するもの。木の枝を三つ合成して「薪」を作ったり、野草から薬などを作り出したりできるほか、アイテムが揃ってくると、武器や防具の大幅な強化も図れる。ただし、アイテムを間違えると「ガラクタ」になり、素材となるアイテムも無駄になってしまう。
一度合成に成功したアイテムは記憶しておける。各種「合成レシピ」を手に入れれば、新しい合成方法を覚えることも可能。レシピは街の住民などからも手に入れられる。積極的に街の人とも会話したい。