フィールド内のどこにでもブロックを“置く”ことができるアクションパズルゲーム。一定時間で難易度がアップする。「Ziz Puzzle」は、さまざまな形の青いブロックをうまく配置して消してゆく、テトリス風のアクションパズルゲーム。横一列にブロックを揃えると、その列が消える。フィールドの下には刻々と増えてゆく黄色とオレンジのタイムゲージが配置され、ゲージが満タンになるとレベルアップ。フィールド下部からブロックが1列追加され、ブロック全体が一段上に上がる。最終的に一番上のブロックがステージ外にあふれ出るとゲームオーバーとなる。
レベルアップすると、ブロックの追加間隔が短くなり、難易度が上がる。プレイヤーが強制的にレベルアップすることも可能。ゲーム中にタイムゲージをクリックすると、「強制レベルアップ」が発動される。強制レベルアップを行うと、難易度を上げた特典としてボーナスポイントが追加される。
テトリスの場合は、ブロックが上から落下し、既存のブロックにぶつかると停止する。しかし「Ziz Puzzle」では、“次のブロック”はマウスクリックした場所に自由に配置できる。周囲に何もない場所に置くことも可能。またテトリスでは、ステージの途中で進路を妨害しているブロックがあると、それより下にブロックを置くことはできないが、「Ziz Puzzle」では、置けるスペースさえあれば、フィールド内のどこにでもブロックを配置できる。操作感は、「テトリスとジグソーパズルを一緒にした」ような感じだ。
フィールドの右側には、現在選択中のブロックと次のブロック、さらにその次のブロックが表示され、三手先の配置場所までを考慮できる。
ハイスコアを出すためのポイントとなるのが「ブロックの反転」と「消えるブロック」。ブロックは最大「縦4×横4」のマス内で構成される。「ブロックの反転」は、選択中のブロックを右クリックすることで有効なブロックを反転させるもの。例えば選択中のブロックが、右一列の4ピースで構成されている場合、右クリックすると左3列を使った計12ピースのブロックに変わる。登場するブロックの形は決まっているので、周りに邪魔なブロックがなければ、同じタイプのブロックを反転して組み合わせることで、4×4の正方形ブロックを作れる。
「消えるブロック」を利用するのも高得点には欠かせない。ゲーム内でブロックを横一列に整列させると、整列したブロックは白い色に変化し、さらに数秒後に消える。通常「ブロックの上にブロックを配置」することはできないが、「もうじき消える白ブロック」の上にはブロックを配置できる。ブロックが消えると消えた段の上のブロックが落ちてくるので、上のブロックが落ちる前にブロックを投入して、ゲームを有利に進めることができる。白いブロックが出ている間に連続してブロックを消してゆくと、「CHAIN」ボーナスが手に入る。
ゲームオーバー寸前で打開策が見つからない場合は、「強制レベルアップ」を行うのも手だ。強制レベルアップを行うと、ボーナスポイントが得られるだけでなく、「次のブロックが縦2個のブロックに変わる」という特典があるためだ。
「レベル1からでは生ぬるい!」というプレイヤーには、レベル99からスタートできる「ナイトメア」モードも用意されている。
タイトル画面で「3」キーを押すことで、キーボードを使った対戦モードを楽しめる。対戦モードでは、対戦相手と交互にブロックを置いてゆき、最終的にスコアが高い方のプレイヤーの勝ちとなる。
対戦モードでは、(自分と相手プレイヤーが交互にプレイできるものの)「白い消去ブロックがフィールド内に残っている間は、そのプレイヤーがブロックを置き続けられる」という点がおもしろい。手際よくCHAINを続ければ、相手にプレイする隙を与えずに勝利することも可能だ。上級者同士の対戦では「CHAINしにくい陣形にして相手にプレイ権を譲る」といった頭脳プレイも必要となる。