忍者をモチーフにしたアクションゲーム。忍者犬や忍者ロボ、くのいちどもの追跡を振り切って、無事密書を持ち帰ろう!「逃亡忍者 韋駄天丸」は、忍者・韋駄天丸を主人公にしたアクションゲーム。韋駄天丸は、ある城に忍び込んで目的の密書を発見する。ところが、密書を持ち帰ろうとしたそのとき、敵の忍者に発見されてしまう。かくなる上は、敵の追跡を振り切って逃げのび、密書を持って生還するしかない……。
ゲームの目的は、次から次に現れる敵忍者を倒しながら、ひたすら逃げ続けること。手持ちの武器は「無限に投げられる手裏剣」「使用回数に制限のあるマキビシ」「空を飛ぶのに利用できる風呂敷」のみ。敵は、標準的な能力を持つ「ザコ忍者」のほか、走るのが速い「忍者犬」、空を飛ぶ「くのいち」、さらには「忍者ロボ」、しぶとく手強い中ボスやラスボスなど、バラエティに富んでいる。
敵の攻撃を受けるか、敵本体に少しでも触れたらアウトとなり、ライフを1個失う。手持ちのライフが0の状態で敵にやられるとゲームオーバー。コンティニューは用意されていない。
操作はキーボードまたはジョイパッドで行う。基本の動きは、
- 【C】でジャンプ
- 【X】で手裏剣を投げる
- 【Z】でマキビシを撒く
の3種類。韋駄天丸は、画面の右端固定で自動的に走り続ける(カーソルキーによる移動はない)。ジャンプ中、再度ジャンプキーを押すことで、風呂敷を使った滑空を行うことが可能。滑空状態は徐々に高度が落ちて地面に着くまで、または滑空中にジャンプキーを押すまで継続する。
メインウェポンである手裏剣は、常に放物線を描いて飛ぶ。敵に当てるには、韋駄天丸のいる高さと相手との距離を意識する必要がある。基本で、かつ最も多用するのは、【X】の水平投げ。しかし、【↑】/【↓】を押しながら投げることで、上向きに山なりの軌跡で投げたり(上投げ)、下に向かって投げたり(下投げ)することも可能だ。
また、手裏剣キーを押し続けて、投げる強さを「ためる」こともできる。ためられる強さは「忍力」のレベルによって変化し、最大で三段階までためられる。
「マキビシ」は、一般的なシューティングゲームでいえばボムに相当するもの。広範囲に撒き散らすことで、一度に多くの敵を倒せる。走りながら投げるより、なるべく高くジャンプするか、滑空しているときに使用した方が効果が高い。
手裏剣やマキビシを使って敵を倒すと、倒した敵に応じた「忍値」が得られる。忍値が一定の値に達すると「忍力」がアップし、手裏剣を投げる際のための強さが大きくなる。
追跡してくる敵の中でも特に重要なのが黄色い忍者だ。倒すと、ライフを1個増やす1UPアイテムか、マキビシの使用回数を1回増やすアイテムのどちらかを落としてくれる。ただし、落とされたアイテムはかなりスピーディに画面外へ流れてしまうため、確実に拾うにはテクニックが必要となる。