青や赤のポップな「あつあげ」が登場するタイピングゲーム。ストーリーモードや対戦モードなどが用意されている。「あつあげ物語」は、豆腐屋に陳列される「あつあげ(厚揚げ)」が登場するタイピングゲーム。主役は「青あつあげ」。その名の通り、青いあつあげという変わったキャラクタ。そのほかにも「赤あつあげ」「カステラ」といった楽しいキャラクタが登場する。
用意されたゲームモードは3種類。中心は、青あつあげの一日を追った「ストーリーモード」だ。5ステージからなり、プレイヤーは青あつあげを操作して、タイピングで友人の落とし物を探したり、迷子の子どもを家まで届けたりといったミッションをクリアしてゆく。各ステージの最初とステージクリア後には、あつあげたちのショートストーリーを観ることができる。天然で素直な青あつあげや、傍若無人ながら微妙に「ヘタレ」な赤あつあげなど、個性的なキャラクタのやりとりを楽しめる。
タイピングゲームパートは、画面に表示される単語や文章をキーボード入力するオーソドックスなシステム。ローマ字入力に対応する。ローマ字の表記法は訓令式/ヘボン式いずれにも対応。例えば「ち」は“chi”“ti”いずれでも正しい入力と認識される。
ステージをクリアするには、開始前に表示される課題数を正解すればよい。ただし、クリアまでに指定回数以上のタイプミスをしたり、指定されたタイムリミットを超えたりするとゲームオーバー。各ステージでは、例えば「問題が表示されたら、30秒以内に問題に答えなければならない」など、1問あたりの解答時間が決められている。制限時間を超えても特にペナルティはないが、強制的に次の問題が表示される。
おもしろいのが問題の傾向。最初のステージでは「財布」「カメラ」といった一般的な単語が出題されるが、ゲームが進むにつれて「薄浅葱」「川蝉色」など(少々難しい)色の問題が出されるようになる。ただし、問題の下に読み仮名が表示されるので、漢字が苦手な人でも安心。そのほか、「みきくぴぱぽもまぴぱ」「けむぺけほ」など、特に意味のない文字の羅列を入力させられるステージもある。