自動生成されるダンジョンを冒険しながら、女の子の姿をしたモンスターと戦闘するダンジョンRPG。装備アイテムを変更すると、主人公のグラフィックが変化する。「おでかけダンジョン」はその名の通り、ダンジョンの冒険をテーマにしたRPG。主人公は普通の女子高生「氷魚ひお」。今年オープンしたばかりのテーマパーク「わくわくダンジョンランド」に挑む。ゲームの目的は、「ひお」を操作して、とにかく「ダンジョンの最下層にある出口を目指す」こと。ゲームは「街」からスタートする。開始時に、複数のダンジョンからプレイしたいものを選べる仕組み。最初に選択できるのは「どうぶつどうくつ」「スチールメイズ」「ヘルキャッスル」の3種類。
大きな特徴は「ダンジョンが自動生成される」ことだ。何度同じダンジョンに挑んでも、マップやアイテム、モンスターの配置は毎回異なるので、新鮮な気分で楽しめる。さらに「ダンジョンから帰還するとレベルが1に戻り、アイテムが没収される」ことも特徴のひとつ。次々と難易度の高いダンジョンが現れるにもかかわらず、毎回ひ弱な「レベル1」の状態で冒険を開始しなければならない。
「おでかけダンジョン」では、一度下の階に下りると階段が消えてしまい、上に戻ることはできない。このため、ダンジョンから脱出するにはゴールまでたどり着くか、ロケット型の「帰還装置」アイテムを見つけて、戻る必要がある。この際、数点のアイテムを街の「倉庫」に収納し、次回の冒険に持って行くことができる。主人公の攻撃力や防御力などをアップする「装備アイテム」を倉庫に置いておけば、レベル1に戻されても難易度の高いダンジョンを比較的有利に進められる。
主人公が装備できるアイテムは、
- 攻撃力を強化できるヘアピンなどの「頭装備品」
- 防御力を強化できるネクタイなどの「首装備品」
- さまざまな特殊ステータスを持つリュックサックなどの「背装備品」
装備品を変更すると、各種ステータスが強化されるとともに、画面右に表示される主人公のグラフィックが変化する。ダンジョンに入ると、主人公たちが実際に行動するダンジョンのステージグラフィックが中央に表示される。プレイヤーは、ステージ画面に表示される薄紫色の主人公アイコンを移動させ、ダンジョン内を探索して下への階段を探し、最下階を目指す。「ダンジョン」というからには、多くの敵も待ちかまえている。敵はステージ画面では黄色いアイコンの形をしており、接触すると戦闘が開始される。戦闘方法は簡単で、ただ敵に接触すればよい。主人公と敵には、それぞれ攻撃力(ATK)と防御力(DEF)が設定され、これらの数値で互いにダメージを与え合う。何度も接触して、先に相手の体力を0にすれば勝ちとなる。
敵に接触すると、画面左上に敵のATK/DEF、残りの体力などが表示される。ゲームの画面右下には主人公の体力や攻撃力といったステータスが表示されるので、両方の情報を参考にして、自分の強さや体力を考えながら戦えばよい。体力の残りが少ない場合や、敵が圧倒的に強い場合などはすばやく戦線離脱した方がよい。
ただし、主人公がダメージを受けずに敵を攻撃する方法もある。「アイテムを投げる」「飛び道具を使う」の二つの方法だ。「アイテムを投げる」はその名の通り、手持ちのアイテムを投げること。例えば「毒」の薬を持っていた場合、主人公が飲むと毒に犯されてしまうが、敵に投げると敵を「毒」状態にできる。「飛び道具を使う」は、拾った小石などの「飛び道具系アイテム」を「装備」し、遠くの敵に投げつけてダメージを負わせる攻撃方法。ただし、ダンジョン内で拾える飛び道具アイテムは数が少なく、飛び道具だけですべての敵を倒すのは難しい。