既存のファイル/フォルダを同一フォルダ内で名前を変更してコピーする、という機能に特化したコピーユーティリティ。「Rnmcopy」は「ファイル名を変更してコピーする」際に便利なファイルコピーユーティリティ。ファイル/フォルダのコピー先は現在、そのファイル/フォルダが存在するフォルダとなる。同一フォルダ内の指定したファイルのコピーを作成し、そのファイル名を変更する、という操作をワンタッチで行えるのが特徴。新しいファイル名のテンプレートを指定することができるため、少ないキー入力でコピーを行うことが可能だ。
通常、エクスプローラを使って同一フォルダ内でファイルコピーを行う場合、右ドラッグで「ここにコピー」を選ぶことがほとんどだろう。この場合、ファイル名は自動的に「コピー 〜 元のファイル名」となるが、このようなファイル名だと扱いづらいので、ここからさらに別の名前へと変更する人が多いはずだ。
「Rnmcopy」では、この操作を効率的に行うことができる。使い方は簡単。コピーしたいファイルを選択してコンテキスト(右クリック)メニューの「送る」−「名前を変えてコピー」を実行。「Rnmcopy」のダイアログが表示されるので、ここで新しいファイル名を入力して「OK」ボタンを押せば、コピー元ファイルと同じファイルが指定の名前で新たに作成される、という仕組みだ。
設定により、コンテキストメニューの直下に「名前を変えてコピー」を追加することもできる。この設定では、あらかじめ指定した拡張子のファイルを右クリックした場合のみ「名前を変えてコピー」が表示される。また、ファイルだけではなく、フォルダを右クリックした際にも「名前を変えてコピー」を有効にすることもできる。
ファイルのコピー時には「アーカイブ」「リードオンリー」「隠しファイル」「システムファイル」の属性ビットをダイアログで自由に設定できる。またコピー後、コピーしたファイルや元ファイルを自動的に開くように指定することも可能だ。コピー先ファイルを開く場合、Windowsの関連付けを使って開けるほか、ユーザの指定したアプリケーションで開くこともできる。
新たに作られるファイルの名前は自由に入力することができるほか、あらかじめ「テンプレート」として指定することもできる。テンプレート指定には、元ファイル名や元の拡張子名、日付や時刻といった各種の情報を取り入れることがきるため、かなり柔軟なファイル名指定を行うことができる。起動時に表示されるダイアログは小型のものだが、自動的にマウスポインターの近くに開かせたり、常に手前に開かせたりできる。