マウス操作、キーボード操作をはじめとしたさまざまな処理を自動実行するソフト。「AutoRunner!」は、Windows上で行われるマウス動作やウィンドウの動きなどを、指定時刻や指定間隔で自動実行してくれるソフト。自動実行の内容は、わかりやすいインタフェースで簡単に設定できる。回数を指定した繰り返し実行や、無限繰り返し実行も可能。
自動実行できるのは、「マウスの動作」「キーボードの動作」「文字列の入力」「プログラムの実行」「ファイルを開く」「Webページを開く」の6種類。デスクトップ上で操作するマウスポインタの座標を指定できるため、対象とするソフトを問わない。例えば、特定のソフトを起動させたあとにファイルを読み込み、規定の解像度に変更して保存といった操作も実現できる。
自動実行の内容は、エクスプローラ風の画面で管理する。一つひとつの実行内容は「アイテム」として作成する。「アイテム」は必ず、動作の繰り返し回数や、実行開始/終了条件などの自動実行の動作条件を設定できる「グループ」内に作成しなければならない。「グループ」内に複数の「アイテム」を作成することにより、一連の処理を連続実行させることができるようになっている。また、「フォルダ」を作成して、複数の「グループ」を階層管理することができる。
「アイテム」では、自動実行させたい動作内容や間隔をプルダウンメニューなどで簡単に設定できる。マウス動作を設定する場合は、座標でポインタの移動位置を指定できるほか、範囲の開始座標と終了座標を設定して、範囲内のランダムな位置をクリックさせることも可能だ。
アイテムの自動実行は通常、「AutoRunner!」の起動後に開始ボタンをクリックして行うが、「AutoRunner!」起動直後に自動で開始させることもできる。
設定された各アイテムは、実際に動作するまでの残量時間、積算実行回数、総実行回数などがウィンドウ内に表示される。
そのほか、Windowsのログインユーザ名でユーザを判別し、ユーザごとのアイテム設定で使用できるマルチユーザにも対応する。