電車の運行状況を鉄道各社のWebページから収集し、表示する機能を持つ時計ソフト。駅ホームの発車標(発車案内板)を再現した画面デザインが特徴。「LED発車標」は、JRなどの駅に設置されているLED式発車標のデザインを忠実に再現した、ユニークなデスクトップユーティリティ。コンパクトな時計ソフトとして現在時刻を表示するほかに、その時点での鉄道各社の運行状況を表示する機能がある。運行状況は鉄道各社が公開するWebページから取得する。表示する内容は鉄道会社や路線によって異なるが、特に運休や遅延等がなく平常通りであれば、「現在、平常通り運転しています」などとスクロール表示する。
情報の取得先として、JR東日本などのJR各社のほか、私鉄および営団地下鉄など12ヵ所があらかじめ登録されており、この中からユーザが表示したい鉄道会社・路線を選択できるようになっている。必要に応じて、未登録のサイトをユーザが追加することもできる。
定期的に各社のWebサイトにアクセスし、情報をダウンロードすることが可能。インターネットに接続していない場合は自動的に接続し、ダウンロード終了後に切断することもできる。ダウンロードした情報は、指定秒間隔で定期的に表示させることができる。また、情報の中に「運転を見合わせて」「遅れが出て」といった、あらかじめ指定したキーワードが含まれる場合は、通常、黄色(緑色)で表示される文字を赤色で表示して、ユーザの注意を促す。もちろんキーワードもユーザが編集できる。
ソフトの大きな特徴となっているのが、駅ホームなどで見られる発車標のデザインを再現したユニークな画面デザイン。スキン機能により、ウィンドウ上半分のデザインを好みで変えられるようになっている。スキン用画像は「山手線・代々木2番線」「南武線・立川8番線」「大阪・環状線内回り」など、主にJRの駅を中心にあらかじめ多数のファイルが用意されている。いずれも非常にリアルで、まるで本物の発車標のように見える。ユーザがオリジナルのスキンを用意して使うこともできる。
そのほか、スクロール表示に使うフォントの変更が可能。Windows起動時に「LED発車標」を起動し、同時に情報をダウンロードすることもできる。プロキシにも対応する。