「Yosaku for windows」は、POP3サーバを定期的にチェックし、メールの着信状況を通知してくれるメールチェッカ。メールの着信件数をアクティブなウィンドウのタイトルバーに表示するのが特徴で、目につきやすく、また別ウィンドウをポップアップすることもないため、作業の邪魔にならない。複数のアカウントを設定した場合は、設定アカウントとそれぞれのメール件数を並べて表示する。チェック間隔を（全アカウント共通で）1～120分の1分単位で設定できるほか、任意の時点でチェックを行うこともできる。

新たにメールを着信した場合には、「タスクトレイアイコンを点滅させる」「指定のサウンドファイルを再生する」などで通知してくれる。

アクティブタイトルバーには、アカウントごとのメールの着信数のみを表示するが、タイトルバーの右クリック、またはタスクトレイアイコンのクリックで表示される「Yosaku Menu」では、メールの差出人（From）と件名（Subject）を確認できる。さらに、このメニューから個々のメールを選択すると、「Yosaku Mail View」というウィンドウを表示し、それぞれのメールの内容を参照できる。「Yosaku Mail View」では、前後のメールへの移動やメールヘッダの表示のON/OFFをボタンクリックで簡単に行える。

この「biff」というのは、ソフトの作者が飼っていた犬の名前からとったそうだ。郵便が届くと吠えて知らせてくれる、そうしたところから犬の名前をつけたそうだが、実は「Yoasku」も、作者が飼っている犬の名前から取ったそうだ。まさに“和製biff”というところだろう。

さて、この「Yosaku」であるが、言葉は悪いが、機能としては実に単純なソフトだ。しかしながら、その効果は非常に大きい。なにしろタイトルバーという、Windowsを使っている限り表示し続けられる部分にメール件数が表示されるのだから、嫌でも目に入る。またメール内容までも表示する機能というのは、本家のbiffを凌ぐ便利さだ。まさにアイデアの勝利といえるソフトだ。

開発中に苦労した点
いろいろとあった気がしますが、忘れてしまいました。何か壁にぶつかっても、検索サイトやメーリングリストで検索すると、解決のきっかけがつかめるので、どうにかなっています。

今後の開発
最近、開発が停滞気味ですが、コツコツとやっていこうと思います。気分転換に、PalmやEzPlusの開発もやってみたいです。