通常のテキスト編集はもちろん、HTMLの編集やプログラミングを行うために便利な機能を備えたテキストエディタ。「HC_Editor」は、通常のテキスト文書編集を行うための基本的な機能に加え、Webページ作成支援機能、C/C++などのコーディング支援機能、強力なマクロ置換機能、電子辞書とのリンク機能などを備えた多機能テキストエディタ。文書の新規作成時に選択できる編集モードは「テキスト文書」「HTML文書」「プログラミング」の3種類。HTML文書もしくはプログラミングを選択すると、最低限必要なコードを自動的に記述してくれるので、これをひな形として効率よく作業をすることができる。既存のファイルを開いたときは、ファイルの拡張子からモードを自動判別する。
HTML文書モードでは、タグ挿入型HTMLエディタとして動作する。マウスやキーボードで範囲選択を行い、メニューからコマンドを指定すると、その両端にタグが挿入されるオーソドックスな方式。同じ範囲をもう一度選択して挿入されたタグを外したり、再編集したりすることもできる。用意されているタグ(コマンド)の種類は豊富で、フォントや書式設定はもちろん、画像やリンク、表の挿入、フォームの作成、入力テキストエリアやコンボボックス、チェックボックスの設定なども行える。
プログラミングモードは、無償提供されているコンパイラを利用したCUIアプリケーションの開発を意識したもの。新規作成時のひな形をはじめ、入力ウィザードやコードテンプレートリストなど、コード作成を支援してくれる機能が用意されており、初心者の学習に利用することもできる。ワンタッチでのコードのコンパイルと実行も可能。Borland C/C++、Java、ActivePerl、Free Pascalの4種類のコンパイラに対応する。
そのほか、辞書ソフトを登録しておいて、文書編集中にワンタッチで単語の意味などを参照できるようにする「電子辞典とのリンク機能」、検索文字列と置換文字列の対応表をもとに、すべてを置換を一括で行ってくれるマクロ置換機能などを備えている。