タスクバーのポップアップメニュー機能を拡張したユーティリティソフト。もともとのメニューにはない「選択して最小化・最大化」「選択して閉じる」といった機能が追加されている。「シェル起動」「ランチャ」「特殊フォルダを開く」などの機能も備える。「POKO TaskMan」は、Windowsタスクバーの右クリックで表示されるポップアップメニューをより操作しやすくしたユーティリティ。起動時はタイトルバーのみを表示し、デスクトップに置いても邪魔にならない。タイトルバーを右クリックすると、タスクバーの右クリックと同様のメニューを表示する。拡張機能を使うときは、タイトルバーのダブルクリックで「POKO TaskMan」の本体ウィンドウを表示する。
本体ウィンドウには「Task Bar」「Launcher」「Setting」の各タブがあり、使用したい機能に応じて切り替える。タスクバーメニューの拡張機能が収められた「Task Bar」タブでは、現在開いているウィンドウから操作対象ウィンドウを選択し、「最小化」「最大化」「並べ替え」「閉じる」といった操作を行える。操作対象ウィンドウの選択は、「リストアップ」ボタン(またはタイトルバーにある「L」ボタン)で表示される「開いているウィンドウ一覧」のチェックボックスにチェックを入れるだけでよい。
「Launcher」タブには、「シェル起動」「特殊フォルダを開く」「ランチャ」の各機能が用意されている。「シェル起動」では、「スクリーンセーバ起動」「最近使ったファイルの削除」「ファイル名を指定して実行」「Windowsの終了ダイアログ(の表示)」などを行える。「特殊フォルダ」として登録されているのは「スタートメニュー」「お気に入り」「スタートアップ」など、計16種類で、これらのフォルダをダブルクリックですばやく開ける。「ランチャ」には最大100個のアイテムを登録することが可能。登録はボタン(Launcherボタン。初期設定では3個)へのドラッグ&ドロップで行い、ボタンのクリックで起動する。選択した複数(またはすべて)のアイテムを同時に開くことも可能だ。
「Setting」タブでは、タイトルバーの背景色/文字色、透過度、特殊フォルダの選択、Launcherボタンの数などの環境設定を行える。設定により、タイトルバーに時計を表示させることもできる。
「POKO TaskMan」で操作したいウィンドウや起動したいアプリケーションを選択したあとは、タイトルバーの「▼」ボタンで「選択ウィンドウの最小化」が、また「△」ボタンで「選択Launcherボタンの起動」が可能になるので、本体ウィンドウを隠してすっきりした状態で操作できる。「POKO TaskMan」のタイトルバー自体を非表示にすることも可能だ。