ソフトを開発しようと思った動機、背景
ベンチマークが大好きで、さまざまなベンチマークソフトを使っいるうちに自分でも制作したいと思い、以前「A for Bench」というベンチマークソフトを開発したのですが、名前の通り、本当にアホなベンチマークソフトでした。「CrystalMark」は、ベンチマーク結果を手軽にインターネットランキングで他のマシンと比較することができる総合ベンチマークソフトとして開発しました。開発開始が大学4年の12月1日、正式版リリースが翌年3月31日ということで、裏・卒業研究という側面もあります。肝心の卒業論文以上に情熱が注がれていたことはここだけの秘密です (^^;。開発中に苦労した点
プログラム面ではとても苦労しましたが、それ以上に大変だったのは手元の環境で再現しない問題への対処です。幸い多数のベータテスタがバグレポートを送ってくださったので、時間はかかりましたが、多くの問題を解決することができました。
ユーザにお勧めする使い方
ベンチマークを行ったあとは、ランキングに参加することをお勧めします。検索機能も充実していますし、多数のデータが登録されているので、自分のマシンとの比較を簡単にさまざまな角度から行うことができます。登録されているデータも超ハイエンドから化石のようなマシンまで非常に幅が広いので、ランキングを眺めるのも結構楽しいと思います。
また、結果をテキスト形式でコピーする機能も用意しているので、自作系サイトの掲示板などで利用するのも楽しいのではないかと思います。
パソコンの性能とは?
「CrystalMark」の開発において、「そもそもパソコンの性能とは何なのか?」という問題について非常に悩み、友人とさまざまな議論をしました。例えば、CPUの性能を測定するために、CPUの内部で加算・減算・乗算だけをひたすら繰り返すテストと、複雑な数値計算を行うテストのどちらが適切なのかというような問題です。この問題に対する考えはまだまとまっていませんが、現在はさまざまなタイプのテストを行うことで、総合的なパフォーマンスを測定しようと考えています。
今後のバージョンアップ予定
今後は、
- Direct3D/OpenGL/レイトレーシング テストの追加
- CPU/ハードウェア情報取得機能の強化
等を予定しています。測定時間が長くなりすぎないよう気をつけつつ、より楽しく便利なベンチマークソフトへ進化させていきたいと考えています。
(ひよひよ)