開くとポップアップ(飛び出す)する二つ折りのカードを作成するためのソフト。キーボードを使って、比較的簡単な操作でポップアップカードを作成できる。「3Dカードメーカー]は、「3Dカード」(二つ折りの紙を開くと、立体オブジェクトが飛び出てくるカード)のデザイン・印刷を行えるソフト。画面に表示されたカードイメージに、キーボード入力で1マスずつ凹凸を作ることで、立体オブジェクトを作っていく。画面に表示されたカードの回転・開閉、ズームイン/ズームアウトを行うことが可能。開閉ではアニメーション表示も行える。作成したデザインで実際に3Dカードを作成できるかどうかをチェックする機能もある。
3Dカードの作成は、画面上のカーソル位置のマスを「押し上げる」のか、「押し下げる」のかを指定し、カーソルを移動させながらこの操作を繰り返すことで行う。編集時にミラーモードを選択すると、カードの中央部に鏡を置いたかのように、ユーザの操作と鏡対称の動きを自動的に行ってくれるので、シンメトリカルな形状を簡単に作れる。水平面・垂直面両方向からの操作を組み合わせることで、さまざまな形状を作成することが可能で、例えば、水平面から横に1列盛り上げて平らな凸面を作り、その一部分に凹みを作ると、「窓」ができる。
画面上では、実際には作成不可能なカードをデザインしてしまうこともあるため、作成可能か不可能かを判定し、色分け表示で教えてくれる形状チェック機能が用意されている。
画面上のカードは、マウスを使って360°回転させることができるほか、ズームイン/ズームアウト表示することもできる。また、スライドバーを使って、カードの開閉時の状態を任意の角度で確認することが可能で、開閉動作をアニメーション表示させることもできる。
カードは最終的に、切り込み(実線)、山折(細かい破線)、谷折(点線)のラインが描かれた展開図として作成される。展開図をプリンタで印刷して、そのまま3Dカードを作れるのはもちろん、BMP/EMF形式およびDXF形式でエクスポートすることもできる。出力したDXFファイルを他のCGソフトなどで読み込み、レンダリングすることも可能だ。