「ヤカン飛行II」は、地面に置かれたカップ麺やほうじ茶、高野豆腐といった「標的」に対して、空飛ぶヤカンから正確にお湯を注ぐことを目的としたユニークなアクションゲーム。「ホシ」などの邪魔をしてくる敵をうまくかわし、時々現れる給湯口でお湯を補給しながら、標的に給湯していく。

現れる標的は最も大きい「コップヌードル」から最も小さい「珈琲カップ」まで全部で5種類。小さいものほどうまく注ぐのが難しいため、得点が高くなる、標的にうまくお湯を入れることができず、周りにこぼしてしまった場合は爆撃と同じような状態となり、標的が倒れてしまう。ヤカンを地面に接近させすぎても標的を倒してしまう。すでにお湯が注がれた標的を倒すと減点されるので、注意が必要だ。注いで減ってしまったヤカンのお湯は、画面上部に現れる給湯口で補給できるようになっている。給湯口とヤカンの接触時間に応じてお湯が追加される仕組みだ。

画面には標的のほかに、邪魔をする「ホシ」「マグネット」「吸水スポンジ」といった敵も登場する。例えばホシに触れると、ヤカンが振られて多量のお湯が吹き出し、標的を倒してしまうだけでなく、減点されてしまう。

ステージごとに合格ポイントが定められている。このポイントに達しない場合は「不合格」となり、次のステージへ進むことができない。また、あまりにも得点が低い場合は「問題外」とされ、出直してこいと怒られる。逆に、高得点を出した場合は「神業」とされる。一度合格したステージは、あとで繰り返しプレイすることができる。

はっきりいって、すべてのステージのマークを「神業」にすることなど不可能ではないかと思われるくらい難易度は高い。そもそも、筆者は練習ステージと思われる第1ステージでさえ「神業」を出すことができなかった。修練が足りないか、向いてないのか、あるいはその両方かもしれないが、それでも結構な時間楽しませていただいた。

開発中に苦労した点
「ヤカン飛行」（前作）のプログラムの要所要所を流用しているので、さしたる苦労はありませんでした。強いて言えば、プレイヤーの進む軌道を予測して、最も厄介な位置に各アイテムを配置していく局面です。最も大変なだけに、テストプレイヤーが頭上から緑の星をくらったときなどは、思わず歓喜の叫びが出てしまいます。

ユーザにお勧めする使い方
他のアプリケーションをすべて終了して、解像度640×480ピクセルですることをお勧めします。こんな単純なソフトのくせに莫大なメモリを消費しますんで……。

今後のバージョンアップ予定
バグの苦情に対しては、可能な限り対応します（笑）。