「へもへもパニック」は、ステージに置かれたお金を、あらかじめ設定された目標金額に合うように集めるステージクリア型のアクションゲームだ。プレイヤーは「へもねこ」を操作して、1円から500円までの5種類のコインと、最高100円までのお金がランダムに入ったがまぐちを集めてまわる。ほのぼのとした雰囲気ながら、難易度は高い。

目標金額を達成するとステージクリアとなるが、目標金額を1円でも超えてしまうと「もうけすぎ」として1ミスになってしまうので注意が必要だ。また、時間とともに消耗する体力（へもさ）が尽きるまでにクリアできなくても1ミスとなる。そのため、画面上部に表示される獲得金額と目標金額までの残金を見ながら、計画的にお金を集めていかなければならない。

「へもねこ」のジャンプの動作は少し特殊で、【Shift】キーの押下でジャンプメーターのゲージが上がり、キーを離した際に、上がったゲージの量に合わせてジャンプするというもの。また、「ジャンプ岩」というアイテムを取ることによって二段ジャンプも可能で、ジャンプ中に再度メーターを上げてジャンプできる。「ジャンプ岩」を複数取れば、連続ジャンプできる回数も多くなる。

ステージ上のアイテムには前述の「ジャンプ岩」のほか、「へもさ」が回復する「ヘモビタンD」「ヘモビタンG（ゴールド）」や、ジャンプメーターの最大値が上がる「モチビタンJ」、着地時にバウンドするようになる「しーなねこ人形」などがあり、いずれもステージの攻略には不可欠だ。

ゲームは、ただがむしゃらに落ちているお金を集めればいいというわけではない。指定された金額より1円でも多く集めると、いままでの苦労も水の泡。たちまち「もうけすぎ」で、ふり出しに戻る。コンティニューはなく、例えば、ステージ2、ステージ3と進んでいても、持ちキャラがなくなれば、ステージ1の最初からやり直しになる。したがって、気づいたときにはすっかりハマっているというわけだ。

とにかく、ゆっくり計算している暇はない。まず、体力を回復して制限時間を延ばすアイテムの場所をざっと確認したら、高額な500円玉を先に荒稼ぎするに限る。あとは、体力をしめす「へもさ」をにらみながら、ただひたすら目標金額ちょうどになるように、小銭を集める。そのとき「へも切れ」を警告するメッセージにまどわされたら負けだ。動揺してジャンプのタイミングでも外したらそこまで。これが結構難しい。だから、わずか4面のステージもそう簡単にはクリアできない。実は、著者も最後のステージには残念ながらお目にかかれていない。もちろん、まだしばらく楽しませてもらうつもりだが。

また、難易度が高めのアクションゲームを作ってみたいと考えていたことも動機となっております。

開発中に苦労した点
アイテムをうまく使うことで、はじめてクリアできる内容にしたいと思い、アイテムやお金をどこに配置するかという点に苦労しました。また、へもさを表現するために、いろいろな背景を使用してみました。

ユーザにお勧めする遊び方
「どうも最近、へもいなあ……」等の虚脱感を感じたときに遊んでいただきたいと思います。ゲームパッドを使用しますと、より遊びやすくなります。できれば、ホームページもあわせてご覧いただきたいと思います。