見やすい画面とシンプルな操作性で、初心者から上級者まで幅広く楽しめる百人一首かるた遊びソフト。ゲームモードは対COM戦の「競技かるた」など、3種類がある。「小町」は、日本の伝統的な百人一首かるた遊びを楽しめるソフト。ゲームモードは公式ルールに準拠した「競技かるた」と、家庭で楽しむ一般的なルールの「散らし取り」、そして初心者のための「学習モード」の3種類が用意されている。
コンピュータが対戦相手になる「競技かるた」は、自陣と相手陣に25枚ずつ置かれた持ち札を取り合うもので、自陣の持ち札が先になくなった方が勝ちとなる。相手陣の持ち札を取ったり、相手がお手つきしたりすると相手陣に札を1枚送ることができる。終了後は成績に応じて得点が計算され、上位20名までがランキングに登録される。
同じくコンピュータと対戦する「散らし取り」は、場に置かれた50枚の札の中から先に26枚の札を取るというもの。お手つきによるペナルティがなく、積極的に札を取ることができる。
「学習モード」は、読み上げられた札を一人でとるもので、自分のペースでゆっくりと楽しめる。終了までの経過時間が表示されるので、タイムトライアルに挑戦することもできる。
「競技かるた」や「散らし取り」では、コンピュータが札を取るタイミング(上の句が終わったときや決まり字が出たときなど)を「僧正(初級)」「小町(中級)」「業平(上級)」「帝(名人)」の4段階で変更できる。これに「読み札表示速度」(低速/中速/高速/超高速)を組み合わせれば、コンピュータの強さを16通りに変化させることが可能だ。また、「COM札取り速度変更」によってコンピュータが札を取るまでの時間を「定速」(ゲーム開始時から終了時までほぼ同じ速度)にするか、「変速」(取り札の残り枚数が少なくなるほど早くなる)にするかを設定し、ゲームをさらにスリリングにすることもできる。そのほか、読み札の表記は漢字/ひらがなのどちらにも対応する。
ゲームウィンドウのサイズは自由に変更でき、それに合わせて取り札の表示サイズも自動的に変化する。ディスプレイの解像度に合わせてサイズを設定する「最適化」機能も備えている。「初期設定」では、前述のCOM対戦の詳細変更のほか、起動時のゲームモード選択、取り札/背景画像の変更、マウスポインタの色指定、効果音の設定などが可能だ。