12種類のアーカイブ形式に対応した圧縮・展開ソフト。非常に細かな設定・処理が行えるのが特徴。分割ファイルを結合する機能もある。「Meltschmelzen」は、アーカイブファイルの圧縮・展開(解凍)と分割ファイルの結合を行えるソフト。エクスプローラライクなメイン画面は、左側がフォルダツリーとフォルダ内のファイル一覧となっており、ファイル一覧で選択したアーカイブファイルが「Meltschmelzen」で対応する形式であれば、右側のペインにアーカイブの内容を表示する。メイン画面に表示されたファイルは、指定したビューアや関連付けされたアプリケーションで開いて、内容を確認することが可能だ。
対応するアーカイブ形式は、LZH/ZIP/CAB/RAR/TAR/BZA(GZA)/YZ1/MS-Compress/ACE/ARJ/ISH/GCAの12種類(別途、各形式に対応したDLLが必要)。展開時にファイルの出力先として選択できるのは「展開先として設定したフォルダ」「現在の場所」に加え、「ウィンドウズディレクトリ」「システムディレクトリ」「デスクトップ」「Program Filesディレクトリ」といった特定のフォルダから選択して出力することもできる。また、アーカイブに含まれるファイルのうち、指定ファイルのみを展開できるのはもちろん、「テキスト文書のみ」「アプリケーションのみ」など、同じ種類のファイルだけを選択して展開することも可能。展開時のフォルダの自動生成や、処理を終えたアーカイブファイルの削除といった機能もある。
「Meltschmelzen」からエクスプローラを呼び出すことも、展開処理後にエクスプローラで開くこともでき、展開後に必要なファイル操作にスムーズに移行することができる。フォルダ/ファイルのリネームや削除であれば、「Meltschmelzen」で直接行うことも可能だ。
ファイルの結合では、「ノーマル分割(*.000など)」「JyDivide分割(*.d01など)」「Riz分割(*.rizなど)」「分割くん(*.d000)」の4種類の分割形式をサポート。先頭ファイルを選択すると自動的にすべての結合ファイルが読み込まれるので、あとは結合を実行するだけという簡単操作だ。
そのほかにも、アーカイブに含まれるファイル一覧の出力機能、多彩な形式に対応したアーカイブ正当性機能、試験実行機能など、数多くの便利な機能を備えている。細かな設定を必要としない単純な展開でよいのであれば、「Meltschmelzen」のショートカットアイコンにアーカイブファイルをドラッグ&ドロップするだけの一発展開も可能だ。