キー入力やマウスの操作など、頻繁に行う定型的な操作を自動化することができるWindows操作補助ソフト。登録した操作は、ショートカットキーなどで簡単に実行することができる。ループや条件分岐といった処理も行える。「AutoOperator」は、あらかじめ登録しておいた一連の操作を、ショートカットキーなどですばやく実行できる、Windowsの自動処理ツール。アプリケーションの起動・終了、キーボード入力、マウス操作など、Windows上の基本的な操作を登録しておくことができる。操作の登録作業のほとんどはマウスだけで行うことができ、プログラムを書く必要がない。ユーザの行った操作を自動記録することも可能で、記録された操作をあとで編集することもできる。ループや入力データなどによる条件分岐といった制御処理も用意されており、Windowsの状態やユーザの操作に応じた柔軟な処理が行える。
「AutoOperator」では、マウスクリックやキー入力といった操作の最小単位を「イベント」とし、「イベント」の組み合わせで実現される一連の操作を「グループ」として管理する。イベントには「マウス関連」「ウィンドウ関連」「データ処理関連」「特殊操作関連」の4種類がある。「マウス関連」では例えば、左右のボタンのクリック、ダブルクリック、ドラッグ、ドロップ、カーソル移動などのそれぞれが、ひとつのイベントとなる。同様に「ウィンドウ関連」では、ウィンドウの移動や最大化、最小化、最前面化、サイズ変更などがある。「データ処理関連」は、ループ回数や分岐条件などを設定するもの。「特殊操作関連」はキー入力やファイルの実行、メッセージボックスの表示などを設定するものだ。ユーザは、これらのイベントの中から必要なものを選択し、パラメータを指定すればよい。
ひとつの条件分岐に対しては、最大四つの条件を指定して分岐させられる。分岐条件としては、時刻や座標、入力された文字列や数字、特定のウィンドウが存在するかなど、かなり複雑な指定が可能。「ランダムに50%発生」といったような指定も可能だ。条件分岐を入れ子にして設定することもできる。
作成した「グループ」は、最大100個までを1ファイルに保存・管理できる。関連した操作をまとめて登録しておけば、ショートカットキーだけで使い分けることができ、非常に便利だ。あるグループの処理後に別のグループの処理を連続実行させることも可能だ。