JPEG専用の画像ビューア/アルバム作成ソフト。アルバムに登録した画像を、リストやサムネイルから選択して閲覧できる。スライドショウ、画像アルバムCD-Rを作成するための機能、細かな設定が可能な印刷機能など、数多くの便利な機能を備えている。「じゃるばむ」は、デジカメ写真の閲覧を目的としたJPEG形式専用の画像ビューア/アルバム作成ソフト。メイン画面は「ツリー」「インデックス(サムネイル)」「写真表示」の3ペインからなる構成で、ツリー表示のリストやインデックスで選択した画像を、写真表示部に実サイズで表示する。画面の分割方法としてはこのほかにも、ツリーと写真表示、またはツリーとインデックスの2ペイン表示、写真表示のみのフルフレーム表示を選択できる。
10%〜1,600%が可能な画像の拡大・縮小表示では、マウスクリックや表示倍率の数値入力で段階的にズームイン/ズームアウトができるのに加え、「押しっぱなしズーム」という機能があり、拡大(縮小)表示させたい位置にマウスポインタを置き、ボタンを押しっぱなしにすることで、見たい位置を連続的にズームイン/ズームアウトさせることもできる。
アルバムへの画像の登録は、フォルダやディスクを選択しての一括読み込みや、フォルダやファイル単位でのドラッグ&ドロップで行えるほか、あらかじめ指定したフォルダ内の画像をワンタッチで読み込む「簡単一発!読み込み」など、さまざまな方法で行える。アルバムの中に、さらに子アルバムを作り、ジャンルごとに細かく画像を整理することも可能だ。アルバムに登録した画像は、作成日時、変更日時、属性といったファイル情報を参照・編集できる。
作成したアルバムを保存せずに、単なる画像ビューアとして使用することもできるが、保存することで、画像へのコメント付加や、アルバム起動時のスライドショウ表示といったことが可能になる。また、パスワードでアルバムを保護することもできるようになる。
印刷では、1ページに印刷する画像の数や、印刷する画像の方向など、細かな設定が可能。タイトル/コメント/撮影日などの項目ごとに、印刷する/しないの設定もできる。ただし、設定ダイアログはわかりやすく、希望するレイアウトを簡単な操作で実現できる。印刷イメージをプレビュー画面で確認できるのはもちろん、画像の位置を示す枠線のみを印刷する「位置確認用試印刷」機能があり、この機能を使えば、テスト印刷でのインクの消耗を抑えられる。
そのほかにも、SmartMediaなどの媒体から画像を読み込むための「デジカメデータ取り込みウィザード」、画像にマーキングしておき、あとから簡単に参照できるようにする「ちょっと憶えてて!」などの機能がある。また、「アルバムCD-R作成ウィザード」を使えば、画像ファイルと「じゃるばむ」自身のファイルに加えて、オートラン用のファイルを指定のフォルダにコピーしてくれるため、これらをまとめてCD-Rに焼けば、簡単にオリジナルのアルバムCD-Rを作成できる。外部の画像編集ソフトやビューアを登録して、「じゃるばむ」から呼び出すこともできる。