スケジュール管理、ToDo管理、住所録といった情報の管理をはじめ、さまざまな使い方ができる、柔軟性の高いタスクスケジューラ。「ダ・ビンチのノート」は、複数の形式のデータをページ分けし、タブで切り替えながら入力・管理を行うスケジュール管理ソフト。表計算ソフトのワークシートに似たテーブルにデータを表示するため、データを一覧しやすいのが特徴。さらに、フィールドごとに独自の機能を持たせることで、高い操作性や機能を実現している。
「ダ・ビンチのノート」が扱うデータの形式は3種類。期日を指定できる「タスク」、「タスク」とともに使用し、終了した「タスク」を保存する「ログ」、期日とは関係のない「リスト」だ。例えば、スケジュール管理であれば「タスク」(と「ログ」)、住所録であれば「リスト」というように、形式を指定して使い分けられる。
各ページのデータは「プロジェクト」という単位でまとめて管理される。既存「プロジェクト」への新規ページの追加、既存ページの削除はもちろん、一時的に「プロジェクト」から外して、あとで戻すということも可能だ。また、LAN経由で他のユーザのページを自分の「プロジェクト」に登録することもでき、複数ユーザ間でスケジュールを確認し合うことも可能だ。データはベージごとに独立したテキストファイルになっている。
入力や編集時の作業性に配慮されており、カレンダーからの日付選択のほか、通常のデータも、入力済みの項目はドロップダウンリストに表示されるため、データ入力が簡単に行える。フィールド名のダブルクリックによって、データを並べ替えたり、ドラッグ&ドロップでフィールドの表示順を入れ替えたりすることもできる。列ごとに「予定日」「メモ」「E-Mail」などの「役割」を設定することができ、設定された役割をもとに、スケジュールの状況の色分け表示がなされるほか、メーラやブラウザを起動するといった動作が行われるようになっている。また、予定を入力すると自動的にカレンダーに書き込まれるので、月間スケジュールをカレンダー上で確認することもできる。
列の役割に「アラーム」を設定して時間を入力しておくと、アラーム機能を使うことができる。設定時間になると、アラーム列をブリンク表示するなどで知らせてくれるほか、指定アドレスにメールを送信し、通知させることも可能だ。
ページの設計は白紙の状態から自分で行うこともできるが、付属の「予定表」「実行計画」「アドレス帳」の3種類のテンプレートをカスタマイズして作成することもできる。
オプションでは、日付の表示書式や文字の配色といったソフト自体の基本的な動作以外に、ページ単位でフィールドの表示設定を変更できる。印刷コマンドでは、選択中のページのデータをリストとして出力することができる。