約13,500品目の医薬品データが登録された医薬品データベース。医師から処方された医薬品の効能・効果や、使用上の注意点、保管上の注意点などを簡単な操作で調べることができる。家族一人ひとりの処方履歴を管理する機能も備えており、複数の病院に通った際に、相互作用などといった薬関係のトラブルを防ぐのに威力を発揮する。「お薬データバンク」は、大きく分けると「自分で調べる病院のくすり」と「家族のおくすり手帳」の二つの機能から構成されている。
「自分で調べる病院のくすり」はその名の通り、病院で処方された薬がどういうものであるのかを調べられるもの。調べたい薬の名前を直接入力するか、五十音で頭文字を指定して検索することができる。検索結果はリストとして表示されるので、その中から目的の薬を指定すれば、詳細なデータを参照することができる。
それぞれの薬に関する詳細なデータ=「くすりの説明書」には、薬の効能・効果、副作用、使い方に関する注意、生活上の注意、保管上の注意などが、非常にわかりやすく表示される。その薬を使うにあたって医師に伝えておいた方が安全な事項なども載っており、利用者に安心感を与えてくれる。
「家族のおくすり手帳」は、家族7人までの処方の履歴を個別に管理することのできるパーソナルデータベース。処方された薬を記録しておき、他の医師や病院にかかったときにそれを示すことで併用禁忌などによるトラブルを防ぐことができる。薬剤名だけでなく、病院名や担当医師、メモなども記録できるので、通院記録として使用することも可能だ。
そのほかにも、「賢い患者になるために」という、通院に際してのTips集や、「緊急時の連絡先」という、家の近所の医療機関や薬局を登録しておくための機能などがあり、病気になったときの心強い味方となってくれる。