エクスプローラ風の操作性を持つ圧縮・展開(解凍)ソフト。ドラッグ&ドロップなどでアーカイブファイルを操作できる。アーカイブファイルを添付ファイルとしてメーラに自動添付できる機能が特徴。「E's Archiver」は、左側にアーカイブファイルのフォルダツリー、右側にファイル一覧を表示するエクスプローラライクな画面構成のアーカイブユーティリティ。アーカイブファイルへのファイル追加や、アーカイブファイルからの個別ファイルの展開、内部にあるファイルの表示閲覧などの操作を、エクスプローラと同様の感覚で行うことができる。インストールすると、「E's Archiver」本体のショートカットアイコンのほか、「圧縮」「解凍」のアイコンがデスクトップに作成され、これらへのドラッグ&ドロップでも簡単に圧縮・展開が行える。また、エクスプローラのコンテキストメニューに追加される「圧縮」「解凍」からも圧縮・展開操作を行うことが可能だ。
対応するファイル形式はLZH/CAB/ZIPの3種類。自己展開ファイルの作成も可能だ。アーカイブファイルの作成では、例えばLZHの場合はlha5/6/7を指定できるなど、オプション設定も行える。いずれの形式も対応するDLLがインストールされている必要がある。
特徴となっている、メーラへのファイル自動添付機能は、メーラを起動し、現在開いているアーカイブファイルを添付ファイルとして新規メールを作成するもの。アーカイブファイル内の個別ファイルを指定して添付することも可能(この場合は、圧縮されずに添付される)。対応するメーラはOutlook/Outlook Expressをはじめ、Becky! Internet Mail/WeMail32/Eudra Proなど、計10種類のメーラ。対応メーラ以外でもMAPI対応のメーラであれば、この機能を利用できる。添付ファイルが指定サイズ以上の容量の場合に、警告を表示する機能もある。
メーラへのファイル自動添付機能は、エクスプローラのコンテキストメニューからも利用可能で、アーカイブファイルの作成からファイルが添付された状態でのメーラ起動までの一連の操作をスムーズに行える。
そのほかには、アーカイブファイルのチェック機能、「E's Archiver」からエクスプローラやInternet Explorerを起動する機能などがある。