「MagicForest」の主人公は魔法使いの少女。プレイヤーは彼女を操作して、ステージのどこかにある鍵を見つけ出し、ゴール地点の家にたどり着けばステージクリアとなる。ステージは広いので、全体マップを表示して現在位置やゴール地点の位置を確認しなから移動する。マップにはアイテムの位置も表示されるので、それを目標に進むこともできる。

ステージ上にはさまざまなアイテムが登場する。その種類も、ゲージを回復する「BluePotion」などのように消費してしまうもののほか、ジャンプ力がアップする「WingedBoots」、ダメージを半減する「DefendMantle」など、ひとを選んで装備するものや、ステップジャンプの回数を上げる「AngelWing」、魔法玉の連射数を上げる「MagicAmulet」など、獲得するだけで効果のあるものもある。

これらのアイテムを効果的に使用することがクリアのポイントとなるが、なかでも特に重要なのが「AngelWing」。これを取ることによって、空中での連続ジャンプ（ステップジャンプ）が可能になる。AngelWingは取った数だけ2段、3段とジャンプを重ねることができ、離れた距離や高い位置へも移動できるようになる。そのほかのアイテムに関しても、たくさん集めておいた方が以後の展開が有利になる。鍵を見つけたらすぐにステージクリアに向かうのではなく、できる限りステージを動き回って収集しておきたい。

ステージではコボルドやピエロ、鳥兵士といった敵キャラが登場して邪魔をする。敵と接触してLIFEが減り、ゲージがゼロになるとゲームオーバーだ。プレイヤーは魔法玉を投げて敵を倒すことができるが、魔法玉を使うと魔法力（MANA）が減り、MANAゲージがゼロになると魔法玉が撃てなくなってしまう。

パズル的な部分としては、ジャンプ力の関係でふつうでは行けない場所があるため、なんらかのアイテムを入手する必要があったり、HourGlassを使って出発点に戻らなければならない（というより出発点に戻れるおかげでより多くのアイテムを集められるというべきか）といった点が挙げられるが、それほど難しいものではなさそうだ。

アクションゲームが苦手の筆者は、アイテムの選択やマップ表示中の中断を活かして休み休みプレイしたが、それでも先へ進めなかったという次第だ。

敵キャラが多くなってくるとあわててしまって、魔法玉の発射とアイテム選択を間違えたりしているうちにゲームオーバーになってしまうのだが、それ以前にジャンプのタイミングが悪く、敵がいないところでもモタモタしているのだから始末におえない（繰り返し念を押しておくが、これはゲームの難易度が高いというより、筆者の適性の問題である）。

あえて言い訳させてもらえるなら、キー操作の割り当てをカスタマイズできればもう少しうまくプレイできたかも、といったところ。短時間で気軽に遊べるゲームだ。

ゲームの目的自体は、鍵を取得してゴールすることですが、途中、落ちているアイテムを収集してゆくことでゲームがかなり楽に進められます。マップウィンドウ（【Shift】キー）で地図を確認しながら、できるるだけアイテムを集めましょう。