日付表示付きデジタル時計をベースにしたデスクトップユーティリティ。ランチャ、タイマ、フォルダ作成、ファイル名変更などの機能などを備える。「DAU」は、細長いバー状の時計を中心に、さまざまな機能をひとつにまとめたユーティリティ。装備された機能には、時計、ボタン型ランチャ、指定時刻にアイテムを開けるタイマがあり、そのほかにも「ドロップゾーン」というバーから利用できる5種類の機能がある。
時計は、初期状態では非常にコンパクトなサイズだが、フォントサイズを変更することでサイズを変えられる。フォントのほか、背景色、表示書式などもカスタマイズできる。日付/時刻の表示書式は、Windows標準書式に基づいているためカスタマイズ自由度が高く、曜日の表示や年号の和暦表示も可能だ。
ランチャは、ボタンアイコンから登録アイテムを開けるシンプルなもの。アイテムの登録は、ランチャバーにアプリケーションなどのアイコンをドラッグ&ドロップするだけでよい。アイコンのデザインやサイズ、背景色などは好みで変更できる。
タイマは、指定時刻に登録アイテムを開く、ランチャのバリエーションともいえる機能。設定は、一回/毎日/毎週/毎月の4種類から選択できる。「一回」の場合は実行の月日と時刻の指定、「毎日」の場合は時刻指定のみ、「毎週」の場合は曜日と時刻、「毎月」の場合は日付と時刻の指定ができる。ランチャに登録したアイテムは、簡単にタイマに追加できるようになっている。
ランチャとタイマは、時計を右クリックしてポップアップするメニューから使用できるが、このほかに、時計上にファイルや文字列をドラッグすると開く「ドロップゾーン」があり、ここからは次の五つの機能が利用できる。
フォルダ作成:ドラッグ&ドロップ対応のアプリケーションで文字列を選択し、フォルダ作成アイコンへドラッグすると、デフォルトフォルダの下位に文字列と同名のフォルダを作成する。複数のフォルダをまとめて作成することも可能。
文字列編集:文字通りのシンプルなテキスト編集機能。文字列をドロップした場合はそのまま編集、またファイルをドロップした場合はファイルのパスを文字列として編集できるようになる。ここでは、大文字/小文字変換、半角/全角変換、置換、さらにクリップボードとのテキストデータのやりとりが行える。ここから文字列と同名のフォルダを作ることもできる。
クリップボード:文字列やファイルをドラッグ&ドロップすると、その文字列やファイル名をクリップボードに転送する。対象がファイルの場合は、フルパスの付加とファイル名の形式(ロングファイルネーム/ショートファイルネーム)、大文字/小文字変換、拡張子の割愛といった指定を行って、クリップボード転送ができる。
ファイル名変更:ファイル名の1文字目を大文字にする/小文字に揃える/大文字に揃える/連番を追加する、などの操作ができる。
タイムスタンプ変更:ファイルの作成日時や更新日時を任意の日時に変更できる。
なお、文字列を誤ってファイル名変更やタイムスタンプ変更アイコン上にドロップしてしまった場合は、文字列編集ウィンドウが現れるようになっている。