ハイパーホテル情報＆予約は、日本全国のホテルからユーザの条件に適合したホテルの検索や、インターネットを利用した詳細情報の取得、さらにはホテルの予約まで行えるソフト。データベースに登録されたホテルは約9,400件に上る（3月6日現在。今後も追加される予定）。大きく分けて「ホテル検索＆予約」と「地域指定で予約」の二つの機能がある。

「ホテル検索＆予約」は、指定した条件によってホテル情報データベースを検索できる機能。指定できる検索条件は「ホテル名」「都道府県名」「最寄り駅名」「地区名（市町村名、東京都のみ町名）」「空港名」「フリーキーワード」（部分一致検索）の6種類だ。検索結果は、地区/ホテル名/電話番号/部屋数/交通（○○駅より徒歩Ｘ分など）/シングル料金/備考（一部のホテル）を一覧表形式で表示する。都道府県や地区、空港名など、広い範囲（5地区以上にまたがる）で検索した場合は、検索結果に対してさらに絞り込み検索を行うことも可能だ。また、インターネットでの予約が可能なホテルは色分け表示され、その場でインターネットに接続して、予約や詳細情報の確認を行うこともできる。

「地区指定で予約」は、日立造船情報システムのインターネットサービス「旅の窓口」の検索ページに接続して、情報取得や予約を行う機能。Webブラウザで、都道府県や詳細地域（ホテル数の多い一部の都道府県）の一覧から地区を選択し、「チェックイン/チェックアウト日」「1部屋あたり利用人数」「部屋数」「希望料金」といった条件でホテルを検索できる。「地区指定で予約」の検索結果からもホテルを予約することができ、ここから予約を行った場合は「旅の窓口」の割引料金が適用されるようになっている。「地区指定で予約」では、日本国内だけでなく、海外のホテルも検索対象にできる。

さらに、自分が利用するホテルの情報を「利用者保有情報」としてホテルデータベースに追加登録することもできる。ユーザが登録した情報は、ホテル検索の結果一覧表にも表示される。

また、このソフトのデータベースは、日本のほぼ全域をくまなくカバーしている上、特定場所や鉄道の駅、空港の近くのホテルをすばやく検索、また検索結果の一覧の並べ替えも、項目名の欄のクリックだけでスムースに行える。ノートパソコンなどに入れておけば、出張先でホテルデータがすぐに取り出せるので便利なはず。手っ取り早く使うなら、ホテル検索だけを利用して一覧表示から直接ホテルに電話するのもいいだろう。

起動時に開くのは、操作用のボタンだけが並んだパレット状のメインウィンドウ。デスクトップをふさぐこともなく、非常にシンプルで好感がもてる。検索時のキーは基本的にユーザが入力する必要があるが、「都道府県名」や「空港名」については、候補一覧から選択指定することも可能だ。全体的な操作感もボタンクリック中心でわかりやすい。