CD-ROMで問題になりそうなファイル名を付け替え
<<動作の概要>>
CD-ROMでファイル名に使用できる文字は、DOSやWindowsに比べてきつい制限があります。今ではかなりの問題が解消されつつありますが、DOS版のFKCHGを作ったときには不用意にDOSファイルをCD-ROM(CD-R)にすると読み込み時に不具合が発生しました。
ISO9660でCD-ROMのファイル名として使用できるのは8+3(ファイル名8文字+拡張子3文字)の英大文字A-Zと数字0-9およびアンダースコア(_)です。DOSではこれに加えていくつかの記号と、日本語(2byte文字)を使用することが出来ます。さらにWindows95になると8+3の制限が無くなり、条件つきながら英小文字も使用できるようになりました。
FKCHG95は問題になりそうなファイル名を(___nnnnn)という形式の、アンダスコア3文字+5桁の数字に置き換えます。拡張子はファイル名とは独立に判定を行い、問題がある場合には取り除きます。
ファイル名チェックは4レベルあります。
長いファイル名
FKCHG95で新たに加えたレベルで、ファイル名が8+3の制限を越えているものは置き換え対象になります。
2byte文字の2文字目が問題になる場合
これは日本語ファイル名(2byte文字)の問題で、主に2byte文字を考慮していないCD-ROMドライバによって発生します。通常のCD-ROMでは英字はすべて大文字として扱われますので、英小文字があっても大文字に直してしまうドライバがあります(過去形かもしれません)。しかし2byte文字では英大文字と小文字は同一視できませんから、2byte文字の2文字目が英小文字の時にファイル名が化けてしまいます。このようなファイル名を置き換えるのがこのレベルです。
○2byte文字すべて
とかく2byte文字はやっかいな問題が起きがちなので、すべて置き換えてしまおうというレベルです。
○ISO9660に適合しない場合
先に述べたようにA-Z,0-9,_以外のキャラクタを持つファイル名をすべて置き換えてしまいます。
ソフト名: | fkchg for Windows95 |
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動作OS: | Windows 95 |
機種: | 汎用 |
種類: | フリーソフト |
作者: | 小金井 信夫 |