脳梗塞予防の頚動脈の超音波検査の狭窄率から全身の動脈硬化進行具合を推定する看護数式の学習
病気になって、はじめて、医療関係者の普段の弛まぬ努力は見えてきます。75歳から始まった幾つかの病気に罹患しながら無事に88歳を迎えられたのは、自分だけの健康管理によるものでありません。文句の多い患者を根気よく診療しつづけてくださった医療関係者のおかげによるものです。日常の生活習慣の改善指導・検診装置の開発・薬剤の新規開発・新しい治療法・再発予防・リハビリテーションの進歩などにより高齢者の脳卒中の増加対応の予防医療に効果を高めているのは心強いものです。今回は全身の動脈硬化の中でも最も動脈硬化が進みやすい部位の1つである頸動脈の内頸動脈分岐部の看護数式の学習です。その部分の超音波検査は重要なチェックポイントです。動脈硬化により血管が狭くなり、狭くなった血管内腔の壁は不整なため血液中の血小板がこびりつき、さらに厚くなりさらに硬くなります。その原因は高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病が原因となっています。頸動脈のプラークは血管の狭窄の原因となるこびりつきですから放置できません。脳血流が正常の3分の1以下に下降した状態が3時間以上続くと、そこには元に戻らない組織変化が生じます。同じことは脳梗塞で血流が極端に減少した時や、脳出血で血腫のため周囲組織に圧迫が起こった時にあてはまります。脳梗塞になったとき1〜3時間以内に、正確に脳卒中であること、およびその病型を正確に診断でき、治療もできる施設に運ばれることです。脳卒中の種類により大きく治療方針が変わります。その初期治療、適否により予後も、まったく違ったものになります。脳卒中は軽症であっても、数時間内で悪化する可能性があります。たとえ多少ろれつが回らないだけでも、片手がちょっと動かなくなっただけでも、また急に上手く歩けなくなった時も、すぐに、専門のお医者さんのいる設備の整った病院へ、1時間でも30分でも早く行くことが必要です。この点は患者自身、家族ばかりでなく、緊急隊員や一般の開業のお医者さんも十分理解し、設備のある病院と密接な連絡網形成することが、脳卒中を発症早期に治療することが可能となります。脳卒中の超早期の治療が大切です。
ソフト名: | 頸動脈狭窄率 |
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動作OS: | Windows XP/Me/2000/98 |
機種: | 汎用 |
種類: | フリーソフト |
作者: | 原 系之助 |