OS/2のVirtual DOS MachineでVzを使う時に起きる諸問題点をクリアするパッチ
このアーカイブに含まれるのはOS/2のVirtual DOS Machine (VDM)で、Vzエディ
タを使う時に起きる幾つかの問題点をクリアするためのパッチです。このパッチ
の適用によって、VDM環境下でVzエディタを使う場合、以下の点が改善されます。
(1) 複数のDOSセッションから同時にVzを使う場合、テンポラリファイルVZTMP.
$$$を不正に共用して互いに破壊しあってしまうことがありました。これ
を修正して、テンポラリファイルはそれぞれのVz毎にユニークなファイル
名を使用するように改めました。これによりマルチタスク環境でも安心し
て利用できるようにしました。(##os2.1)
(2) VzからDOSプログラムを何回か動かしているうちに環境変数が破壊されて
しまうことがありました。これを修正して外部プログラムを実行している
うちに環境変数が破壊されないような処置を施しました。(##os2.2)
(3) OS/2のタスクリストやウィンドウ表示した時にタイトルバーに表示される
タスクタイトルに現在編集中のファイル名が反映されるようにしました。
(##os2.3)
(4) DOSセッションがウィンドウ表示か全画面表示かを自動的に判別して「最
下行の予約」オプションを自動的に設定するモードを追加しました(日本
語環境のみ)。ウィンドウ表示の場合、最下行をVzが使い、全画面表示の
場合には最下行をFEPが使います。(##os2.4)
(5) Vzをプログラム・アイコンに登録して起動すると、グリーティング・メッ
セージに先行してプロンプトが表示されてしまいグリーティングが美しく
ないので、グリーティング表示前にカーソルを行頭にポジショニングさせ
るようにしました。(##os2.5)