メモリ常駐型 ローマ字→カタカナ 変換プログラム
ATOKやVJEなどのフロントエンド・プロセッサ(FEP)を用いずに,ローマ字入力方式で半角カタカナをキー入力できるようにするための,メモリ常駐型プログラムです.
出来上がった実行形式のプログラムは2.4kバイトの大きさで,「ROMAN.COM」と名付けました. MS-DOSで動作しているNECのPC-9801シリーズとエプソンの互換機を対象としています.
このプログラムを常駐させると,カナロックキーを押し込んだ状態(カナLEDが点灯する機種もありますが)でローマ字入力が可能になります.
カナロックしたあと,「AIUEO KAKIKUKEKO」とタイプすると,「アイウエオ カキクケコ」と半角のカタカナでタイプしたのと同じ結果が得られます.
当然ですが,カナロックがオフの時は通常の英数字記号の入力が可能ですし,カナロック時でもキーボード上段の数字と記号キーは,ノーマルで数字が,シフトで記号が有効になります.
このプログラムは,技術評論社の月刊誌「プロセッサ」89年11月号に掲載していただきましたので,すでに御存知の方もおいでと思います. 基本的な操作は,この記事の内容と同じですが,「JA〜JO」を「ジャ〜ジョ」にしたのと,「カナロック+シフト+A〜Z」キーによる文字列出力を変更しています.
他のアプリケーションプログラムとの相性など,十分な動作確認が出来ていない所もあります.どうかローマ字入力ファンの皆様でいろいろと評価してみてください.