多機能ディレクトリ・リスタ
DIR コマンドは MS-DOS を使う上で、なくてはならないコマンドです。しかし、
マルチカラムにするとファイル名しか出力しない、サブディレクトリの下まで検
索できない、ディレクトリ構造が一目で分からないなど、その機能の低さにいら
だっているのは私ばかりではないと思います。TREE や WHERE といったユーティ
リティも各種ありますが、1つのコマンドが 10KB 前後あり、ディスク容量をか
なり消費してしまいます(限りある資源を大切にしよう)。
そこで、これらの不満を1コマンドで解消する、多機能ディレクトリ・リスタ
ー LST.EXE の登場です。LST の特徴として、次のようなものがあります。
(1) 接続されているドライブ全てにまたがった検索
(2) サブディレクトリ下のファイルの検索
(3) ファイル属性・日付・サイズによる検索
(4) ディレクトリ構造のツリー形式表示
(5) DIR と同じ内容をダブルカラムで表示
(6) ファイルの占有クラスタ数・ファイル属性の表示
(7) 検索ファイルのサイズ・クラスタ数の合計とディレクトリ毎の小計を表示