LHA/LHarc書庫ファイル実行ユーティリティ
4.プログラムの概要
LHEXE ver1.0 は、LHarcの書庫ファイルに解凍・実行ルーチンをつけた自己解凍・
即時実行型の実行ファイルを作るツールでした。200〜300KBもあるような実行ファ
イルに対してはディスクの節約効果がかなり大きく、それなりに便利なツールだっ
たのですが、ファイル毎に解凍・実行ルーチンをつけるのは、ディスクスペースの
節約とは逆効果であるため、ver1.5x では仕様を変更し、書庫ファイル内にパック
されている実行ファイルをメモリ上に解凍後、子プロセスとして起動する形態とし
ました。また、実行ファイルが必要とするファイルを必要なときに適宜解凍し、不
要となったら削除するという手順を実現できるよう、書庫内のバッチファイルを自
動実行する機能を追加しました。これにより、書庫ファイルそのものを1つのアプ
リケーションと見立てて実行することが可能となりました。
ver1.6x は、LHarc が LHA へと進化し、-lh4-,-lh5- の新圧縮法と、新しいヘッダ
形式を採用したことに対応したものです。機能的には ver1.5x とほぼ同様ですが、
使いがってを向上させるべく、細かな点をいろいろ変更しています。
なお、-lh1-,-lh4-,-lh5- の解凍ルーチンには、吉崎栄泰氏の LHA/LHarc の自己
解凍ルーチンを流用させていただきました。