与えたファイルに対応するコマンドを自動的に選択して起動
与えたファイルに対応するコマンドを自動的に選択して起動するプログラムで
す.処理対象のファイルと起動するコマンドの関係は,あらかじめ定義ファイ
ルAV.CFGに記述しておきます.例えば,定義ファイルに
.MAG MAGD -k $F
という記述をしておくと,
AV ABC.MAG
と起動する事で,
MAGD -k ABC.MAG
というコマンドが実行されるわけです.アーカイブファイルの中身についても,
自動的に展開して処理する事ができます.例えば,ABC.MAGを含むアーカイブ
ファイルABC.LZHについて,
AV ABC.LZH
と起動する事で,自動的にアーカイブファイルを展開して
MAGD -k ABC.MAG
を実行するといった事ができます.
開発した目的は,さまざまな形式の画像データの表示を一括して手軽に行う事
ができるようにするためですが,画像表示以外にも工夫次第で応用できると思
います.
次のような特長があります.
・LZH, ZIP等のさまざまなアーカイブファイルに対応できます.
・アーカイブファイル中のアーカイブファイルについても再帰処理できます.
・同じファイルに対して,2種類のコマンドを簡単に使い分ける機能がありま
す.
・複数のコマンドを連続して実行する事ができます.
・簡単な画面表示制御機能と組込みコマンドがあります.
主にNEC PC-98またはIBM-PC AT互換機で使用する事を想定していますが,一部
の機能を使わなければ,他の機種でも使用できます.MS-DOS 3.1以降で使用し
てください.EMSメモリは必須ではありませんが,無いと性能面で制約を受け
ます.また,PC-98の場合はHyPER-FRAME+を装備していると,その画面表示制
御も行う事ができます.