DEBUG386

ターゲットプログラムを仮想8086モードで動作させるデバッガ フルセット


ソフト詳細説明

DEBUG386 は intel 80386 マイクロプロッセサの仮想86モードを利用した PC-9801
用マシン語レベルデバッガで MS-DOS上で動作する DEBUG386.EXE と、OS に依存しない
DEBUG386.BIN の2つのタイプがあります。いずれの場合もデバッガ本体は1M以上の
上位アドレスにロ−ドされ 8086 が持つ 1M bytes のアドレス空間のすべてがターゲッ
トに開放されます。またデバッガの動作も、起動時に Keybord と CRT BIOS のワーク
エリアを一部を参照している以外 MS-DOS や BIOS から独立していますので例えば MS-
DOS のシステムが破壊されてもデバッガ自身は生き残ることが可能です。ただし仮想86
モードを利用している関係上、実行可能なソフトに対する制約はリアルモードの場合に
比べて多きつくなります。

 80386 の仮想86モードを利用した MS-DOS 上のデバッガは今日ではさほど珍しい物で
はなく市販品では例えば Turbo Debugger や京都マイクロコンピューターの PARTNER
などがあるようです。しかし Turbo Debugger は DOS 上でないと動作しませんし、専
用のドライバが必要なため必ずしも通常実行時と全く同じメモリロケーションが再現で
きるわけではありません。また PARTNER には DOS に依存しない Independent Mode が
あるそうですが、それなりの値段もするみたいですしそもそも近所のパソコンショップ
では売っていませんでした(笑)。というわけで必要なものは自分で作るしかないと云
う原則にしたがって DEBUG386 の作成と相成った訳です。とはいえ 80386 の動作の理
解から始めて一応動くプログラムが出来上がるまでにはかなりの労力と時間を費やして
しまいました。正直なところこのプログラムはインターフェース誌7月号 (1991) の特
集記事を読まなかったら日の目を見ることはなかったでしょう。著者の水尾恒雅氏には
深く感謝しております。この場をかりて御礼申し上げます。

 また、プログラムの動作が完璧である保証は有りませんし、機能的にも不十分な点は
多数ありますが、一応実用にはなると思いますのでここに一般公開(?)することとし
ました。興味を持って頂いた方に使って頂ければ幸いです。

動作環境

DEBUG386の対応動作環境
ソフト名:DEBUG386
動作OS:MS-DOS
機種:PC-98
種類:フリーソフト
作者: 村上 茂教 

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