TransIt プロトコル第2版 -プログラム & プロトコル仕様書-
1.TransIt とは?
TransIt とは、次のような特長を持ったファイル転送プロトコルです。
○複数ファイルを連続してダウンロードすること(バッチ転送)
が可能。
○ファイル名、ファイルサイズ等の情報は送信側が送るため受
信側ではファイル名を指定する必要がない。
○スライディング・ウィンドウ方式でのデータ転送を行うため
転送効率が高い。言い替えるとダウンロード/アップロード
が速い。
○受信側からのアクノウリッジ(送られてきたデータが正しい
か正しくないかの返事)もブロックによって送り、エラーチェッ
クを行う。
○受信側からの1つのアクノウリッジで送信側からの複数のブ
ロックへ応答できる。
○すべてのデータをコントロール・コードとぶつからないよう
にして送る。
【第2版での追加】
○データの符号化方式の追加。新しい方式を使用した場合、従
来の方式に比べ、転送効率が約 17% 向上する。
○ファイルタイプの追加。バイナリ・ファイル、テキスト・ファ
イルの区別がつくようになった。