SSTV送受信ソフトウェア
98SCAN.EXEは、PC-9821と簡易インターフェースの組み合わせでSSTVの送受信の実験が可能なソフトウェアです。
ロボット32秒&72秒準拠、AVT90秒準拠、スコッティS1準拠のモードに対応しておりカラー256色の画像を送受信可能です。
対応機種はPC-9821シリーズで本体に256色表示機能を持つ物(A、C、X、Nシリーズ)です。
9821Bシリーズ(Bf、Bs等、B*の物)および9801では動作しません。
試作版Ver0.0からの変更点は
?クロック誤差補正機能の変更
?SSTV画像表示枠の表示とアスペクト比の修正
?ロボット36秒モードの追加
?送受信進行状況カーソルの表示
?送信画像編集機能の変更
です。
インターフェース回路はPC/AT互換機で使用されている「JV-FAX」とほとんど同じですが、RS-232Cへの接続端子番号が異なります。
旧作の受信用ソフト「SSTV.EXE」のインターフェースを使用する場合は、若干の改造と送信系回路の追加が必要になります。
初めて使用される場合には、予め起動時に引数「/t」を付けてクロック誤差補正値ファイルを作成してください。補正しない場合、クロックの誤差により受信画像が流れる場合があります。特にCPUの速いものほどクロック周波数に誤差があり受信画像が流れる傾向がある様です。
なお、自動作成された誤差補正ファイルだけでは完全に同期しませんので実際の画像を受信しながら画像が右に流れる場合は「←」、左に流れる場合は「→」を押して調整します。うまく調整すると長時間の受信でもほとんど画像の流れを無くすことができます。[SHIFT」+「ESC」を押すと手動で調整した補正値が記録されます。
なお、補正が細かくなったために数値に対する変化量が少なくなっていますので±100前後の手動補正が必要になる場合があります。
数値0で補正無しで遅れ補正(右流れの補正)では数値が負になります。また、補正方法を変更しましたので試作版Ver0.0の補正ファイルは使えません。