食酢の希釈・NaOHの調製・中和滴定・pHの変化
KiT作品「中和滴定」は高校化学で学習する酸と塩基の中和滴定を学ぶための教材ソフトです。内容は大きく二つにわかれていて、ひとつは「食酢の滴定」、もうひとつは「pHの変化」です。「食酢の滴定」は中和滴定の方法を酢を例にとって、「食酢を10倍に薄める」「NaOH溶液を調製する」「薄めた食酢を滴定する」の三つの操作を画面上で表示していきます(ビ−カ−やビュレットやホ−ルピペットなど実験器具のサイズがちょっと変になってしまいましたが)。
「pHの変化」は中和滴定時の塩基を滴下していったときの溶液のpHの変化をグラフで画面上に表示するものです。酸と塩基の強弱の組合せで変わるpH曲線の形を確認できます。また、滴定に使用する指示薬の選択が適切だったかどうかのチェックもおこないます。ただし、pHの計算方法などの説明はありません。
操作方法を画面上で表示するために100以上ものKRCファイルがあります。
LHAで解凍するとたくさんのファイルがでてきますが、DOSのシステムやMOUSE.SYSおよびKIT.EXEを入れても1枚のディスクに納まる量になっています。教材ソフトとしては稚拙なものですが、一度お試し下さい。
なお、スタ−トのSTKはMENU.STKです。