脱水やショック時に循環血漿量を増加させ血圧を維持する場合の急速輸液の指標
脱水やショック時に循環血漿量を増加させ血圧を維持する場合に、どれくらいの輸液速度で滴下すればよいかを求めます。輸液に関する数式の「点滴滴下数」を必ず参照してください。緊急輸液以外の急速輸液は絶対に行ってはいけません。循環血液量を急激に増やすと心不全や肺水腫を起こすことがあります。患者の循環機能・腎臓機能を把握して実施する必要があります。輸液薬剤により限界投与速度があるので注意します。今回の看護数式は、急速輸液の指標を求めるのに、一般の輸液セット(1ml≒15滴)を事例として急速輸液量と急速輸液滴下数を求めています。